オープンソースソフトウェアを特許訴訟から保護するコンソーシアムThe Open Invention Network(OIN)は1月18日(米国時間)、Linux Systemの定義を拡大し、Microsoftの.NET、Flutter、Istio、Prometheusなどが加わった。
Open Invention Network、exFATとAndroid ASOP 10を保護下へ
Linux関連の特許保護のためのコンソーシアムOpen Invention Network(OIN)は10月13日(米国時間)、「Linux System Definition」を改訂し、Android AOSP 10、exFATなどのオープンソースプロジェクトを保護下に加えたことを発表した。これにより、参加企業に対し、合計で3300以上のパッケージを訴訟リスクから保護する。
米MicrosoftがLinux特許保護組織OINに参加、60万件の特許を許諾
米Microsoftは10月10日、オープンソースソフトウェアを特許のリスクから保護することを目的としたコンソーシアムOpen Invention Network(OIN)に加入したことを発表した。同社が持つ60万件の特許ポートフォリオをOINメンバーがロイヤリティフリーで使用するのを認めるという。
GitHubとRackspaceに特許問題が発生、FSFは「ソフトウェア特許はWebへの脅威」と主張
米PersonalWeb Technologiesと米Rackspace HostingおよびGitHubの間で特許問題が発生している。PersonalWeb側はRackspaceとGitHubが同社の特許を侵害していると主張しているが、この問題に対しFree Software Foundation(FSF)は「単にWebサイトを運営するだけで訴えられてしまう日が来る」とソフトウェア特許を批判するコメントを出している。
Oracle対GoogleのAndroid/Java訴訟で「Java APIは著作権保護対象ではない」との判断
米OracleとGoogleがAndroidにおけるJavaの知的所有権について争っている訴訟について、判事を務めるWilliam Alsup氏は5月31日、Java APIは著作権で保護されないとの判断を下した。多額の損害賠償金を求めてOracleが開始した訴訟ではあるが、同社の主張の大半は退けられた格好となる。
Androidにおける知的所有権侵害が認められる――Oracle対GoogleのJava訴訟
「AndroidがJavaの知的所有権を侵害している」という米Oracleの主張を受けて始まったOracle対Googleの係争で、北カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所の陪審員は5月7日(米国時間)、AndroidがJavaの著作権を侵害しているとする一部評決を下した。だがGoogleが主張するフェアユースについては意見が分かれたままとなったようだ。
Linux特許企業のOIN、保護対象を拡大。Git、WebKit、OpenJDK、KVMなどもカバー
Linux特許管理のOpen Invention Network(OIN)は3月6日(米国時間)、保護対象とする「Linux System」の定義およびライセンシー向けの特許保護範囲の拡大を発表した。これにより、GitやWebKitなども保護対象となるという。
米TwitterとCiscoがLinux特許保護のOpen Invention Network(OIN)に加入
Linux特許管理を専業とするOpen Invention Networkは8月10日(米国時間)、2011年第2四半期(4~6月期)に新たに35社が加入したことを発表した。米Cisco Systems、米Twitter、富士通などが新メンバーとして名を連ねている。
米・独の規制当局が米Microsoftら4社による米Novellの特許取得にゴーサイン、だが条件は変更
米司法省(DOJ)は4月20日(米国時間)、米Novellの特許取得を目的に結成されたコンソシアムCPTN Holdingsに対し取引を承認するとともに、DOJの懸念を受けてCPTNが取引条件を変更したことを明らかにした。同日、ドイツの規制当局Bundeskartellamt(Federal Cartel Office:FCO)も取引にゴーサインを出したことを発表した。
ChromeのH.264サポート停止を受け、MSがH.264プラグインを発表
米Microsoftは2月2日、Google Chrome向けの拡張機能「Windows Media Player HTML5 Extension for Chrome」を発表した。同拡張機能により、WindowsユーザーはChromeでH.264動画を閲覧できる。
米Novellの882件の特許、売却先はMicrosoftやApple、Oracle、EMC
米Novellの買収により売却される882件の特許について、売却先となる企業が明らかになった。Novellは11月22日、Attachmateによって買収されることを発表、取引の一部として自社特許882件を「CPTN Holdings」に4億5000万ドルで売却するとしていた。
FSFがソフトウェア特許に反対するドキュメンタリー映画「Patent Absurdity」を公開
フリーソフトウェアを支援する非営利団体であるFree Software Foundation(FSF)は4月19日(米国時間)、ソフトウェア特許問題についてのドキュメンタリー「Patent Absurdity」(特許とその不条理さ)を公開した。米国で起きたビジネスモデル特許に関する裁判「Bliski事件」を中心にソフトウェア特許反対者と支持者の両方の意見を収録した映画で、専用Webサイトで視聴できる。
アイ・オー・データと米Microsoft、Linuxが関連した特許特約を締結
米Microsoftとアイ・オー・データ機器は3月3日(現地時間)、Linuxおよびオープンソースソフトウェアの使用に関して特許特約を締結したと発表した。
FSFと米Red Hat、米最高裁判所にソフトウェア特許反対の意見書を提出
ビジネス方法の特許を審議する「Bilski事件」で審理を行う米最高裁判所に対し、オープンソース陣営がソフトウェア特許に反対する意見書を提出した。「ソフトウェア特許はイノベーションを育成するものではない」と主張している。
メルコグループとマイクロソフト、Linuxソフトに関する特許契約を締結
メルコホールディングスと米マイクロソフトは2009年7月16日、Linuxおよびオープンソースソフトウェアの使用について、特許特約を適用する契約を結んだと発表した。メルコ傘下のバッファローとグループ企業の製品に搭載するソフトウェアが対象で、Linuxの知的財産(IP)問題を解消し、ユーザーは安心してメルコ製品を利用できるようになるという。
米MS、特許主張しない約束をC#とCLI標準に適用、Monoはソースコードを2分割へ
米Microsoftは7月6日(米国時間)、オープンソース関連の自社ブログPort 25で、必要な特許クレームを主張しないとする「Microsoft Community Promise」を、C#標準の「ECMA 334」およびCLI(共通言語基盤)標準の「ECMA 335」に適用することを発表した。これを受け、Mono Projectはコードを2分割する計画だ。
米Microsoft対TomTom、TomTom支払いで特許訴訟和解へ
米MicrosoftとオランダTomTomは3月30日(米国時間)、2者間で起きていた2件の特許侵害訴訟について、和解条件に合意したことを発表した。TomTomはMicrosoftに支払うが、Microsoftには支払い義務がない。
オランダTomTom、Linux特許保護のOpen Innovation Networkに参加
Linuxの特許管理企業Open Innovation Network(OIN)は3月23日(米国時間)、オランダのカーナビ端末メーカーTomTomが参加したことを発表した。TomTomは米Microsoftと特許係争中で、OIN参加により特許訴訟対策を強化すると思われる。
Linux FoundationのZemlin氏、Microsoft対TomTomの特許訴訟にコメント
Linuxを支援する非営利団体、The Linux Foundationのエクゼクティブディレクタ、Jim Zemlin氏は2月26日、同団体の公式ブログにて米MicrosoftがオランダのPNDメーカーTomTomを特許侵害で提訴した件についてのコメントを発表した。もしこの特許訴訟がLinuxに向けられたものなら、Linuxエコシステムには弁護するリソースがあると述べている。
FSF、ソフトウェア特許反対プロジェクトに新たな投資
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundationは2月23日(米国時間)、ソフトウェア特許廃止に向けた活動を展開する「End Software Patents(ESP)」プロジェクトに新たな支援を行うことを発表した。ソフトウェア特許が否定された事例を集め、活動家が利用できる共通のリソースを作るという。