米TwitterとCiscoがLinux特許保護のOpen Invention Network(OIN)に加入
Linux特許管理を専業とするOpen Invention Networkは8月10日(米国時間)、2011年第2四半期(4~6月期)に新たに35社が加入したことを発表した。米Cisco Systems、米Twitter、富士通などが新メンバーとして名を連ねている。
OINは2005年に米IBM、米Red Hat、米Novell、ソニー、NECの5社が、Linuxを特許係争から保護する目的で立ち上げた特許管理企業。特許を買い取って特許ポートフォリオを構築、メンバー企業はロイヤリティーフリーでこれにアクセスできる。メンバー企業は、Linuxシステムに対して特許権を行使しないことに合意する必要がある。これにより、Linuxを中心としたエコシステムの発展やイノベーションを促進する狙い。
第2四半期には、Twitter、Cisco、CentOS、富士通、Disporaら35社が加入した。これにより、加入企業・組織は350以上に達したという。
特許訴訟はこのところモバイル分野で活発化しており、中でもオープンソースの「Android」がターゲットとされている。米Appleは先に、米国や欧州で台湾HTC、韓国SamsungなどのAndroidベンダーを相手に仮決定で勝訴している。
Open Invention Network(OIN)
http://www.openinventionnetwork.com/