Linux特許企業のOIN、保護対象を拡大。Git、WebKit、OpenJDK、KVMなどもカバー
Linux特許管理のOpen Invention Network(OIN)は3月6日(米国時間)、保護対象とする「Linux System」の定義およびライセンシー向けの特許保護範囲の拡大を発表した。これにより、GitやWebKitなども保護対象となるという。
OINは2005年に米IBM、ソニー、米Red Hat、米Novellら6社が設立した企業で、Linux関連特許を買収し、加入企業にロイヤリティフリーでライセンスする活動を行っている。加入企業は現在400社近くに達しているという。
今回、OINがカバーする「Linux System」の定義を改定し、新たに700以上のソフトウェアパッケージについても保護対象とした。これにはGitやWebKit、OpenJDK、KVMなどが含まれる。また、1000以上の既存のソフトウェアパッケージについても更新を行った。これにより、約1800のソフトウェアが保護対象となるという。
OINは拡大の目的について、「Linux市場が急速に拡大しており、このペースにあわせるもの」と説明している。
Open Invention Network(OIN)
http://www.openinventionnetwork.com/