「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換のLinuxディストリビューションを開発するCentOS開発チームは10月28日、最新版となる「CentOS 6.6」を公開した。アーキテクチャはi386とx86_64に対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
「SUSE Linux Enterprise 12」リリース、MariaDBへの移行やsystemdサポートなどが行われる
SUSEは10月27日(ドイツ時間)、商用Linuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise 12」をリリースした。Dockerサポートが技術プレビューとして加わったほか、systemdとMariaDBがフルサポートになるといった変更が行われている。また、システムロールバックなどの新機能も提供される。
openSUSEプロジェクトが「Tumbleweed」と「Factory」のローリングリリースをマージへ
OpenSUSE開発チームは10月24日、公式ブログにて「Tumbleweed」と「Factory」の2つのリリースをマージする計画を発表した。これらのリリースはともに「ローリングリリース」(頻繁に更新されるリリース)とされていたが、開発版という位置付けのFactoryの開発プロセス改善を受けての統合となる。マージ後の名称は「Tumbleweed」となり、11月に公開予定の「openSUSE 13.2」に合わせてマージ作業を行う予定だ。
「Ubuntu 14.10(Utopic Unicorn)」をリリース、PaaSのCloud Foundryをサポート
英Canonicalは10月23日(英国時間)、人気Linuxディストリビューション「Ubuntu」の最新版「Ubuntu 14.10」(開発コードネーム「Utopic Unicorn」)をリリースした。デスクトップ向けでは開発者ツールセンターの導入が、サーバー向けでは「Cloud Foundry」サポートなどPlatform as a Service(PaaS)向け機能やビックデータ関連の強化などが行われている。
米Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 6.6」をリリース
米Red Hatは10月14日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6系の最新版「Red Hat Enterprise Linux 6.6」をリリースした。性能、仮想化、システム管理という3分野にフォーカスしたという。
RHEL7互換のディストリビューション「Scientific Linux 7.0」リリース
Scientific Linux開発チームは10月13日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7と互換性を持つLinuxディストリビューション「Scientific Linux 7.0」を公開した。ほかのRHEL互換ディストリビューションからやや遅れる形となったが、フェルミ国立加速器研究所ではScientific Linuxの開発と支援を継続する意向を表明している。
「Linuxカーネル3.17」がリリース
Linus Torvalds氏は10月5日、Linuxカーネル3.17をリリースしたことを発表した。「Microsoft Xbox One」コントローラーのサポートなど、ドライバ関連の強化が中心となっている。
印刷システムCUPSが15周年、最新版となる「CUPS 2.0」をリリース
UNIX系OS向けの印刷システム「CUPS(Common Unix Printing System)」プロジェクトは10月1日、最新版となる「CUPS 2.0」をリリースした。systemd対応のほか、セキュリティ関連機能の強化などが特徴となる。
「CentOS 5.11」リリース
CentOS開発チームは9月30日、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 5.11」と互換性のあるLinuxディストリビューション「CentOS 5.11」を公開した。本家のリリースから2週間弱での登場となる。
「GNOME 3.14」が公開、Waylandサポートを強化「日常で利用できるレベルに」
GNOME Foundationは9月24日、デスクトップ環境GNOMEの最新版「GNOME 3.14」をリリースした。Waylandサポートの強化、マルチタッチの対応など多数の特徴が加わっている。
米Red Hat、RHELシステムのライフサイクル管理「Red Hat Satellite 6」GA版を発表
米Red Hatは9月10日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)などに向けたライフサイクル管理サーバー「Red Hat Satellite 6」の一般公開版(GA)を発表した。単一の管理コンソールでシステムのデプロイ、更新、モニタリング、管理というインフラのライフサイクル全体の管理を行えるツールで、管理作業の効率化を支援する。
webOS Portsが名称変更、モバイルOS「LuneOS」としてリリース
webOS Portsチームは9月1日、PalmやHPが関わっていたモバイル向けOS「webOS」の流れを組むモバイル向けOS「LuneOS」(開発コード「Affogato」)をリリースした。プロジェクト名を変更し、新たにスタートを切った形となる。iOSやAndroidと競合するものではなく、モバイル環境のニーズを十分に満たすものにしていく、とその立ち位置を説明している。
Linux向けの新たな仮想化技術「Jailhouse 0.1」リリース
8月29日、Linux向けのハイパーバイザ型仮想化ソフトウェア「Jailhouse 0.1」がリリースされた。x86 CPUサポートに必要な機能を備えたことを記念してのリリースとなり、重要なマイルストーンになるという。
Linux Foundationが2種の新たな認定プログラムやGitHubら5社の加入を発表
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは8月20日(米国時間)、新しいLinux認定プログラムを発表した。またコードホスティングの米Git Hubなど5社が同団体に加入したことや、重要なインフラ関連プロジェクトを支援する「Core Infrastructure Initiative(CII)」に日立製作所とNECが加わったことも明らかにした。
「Ubuntu MATE」、Ubuntu公式フレーバー採用への進捗を報告
MATEデスクトップ環境を搭載した「Ubuntu MATE」が公式のUbuntuファミリーになりそうだ。Ubuntu MATE開発チームが8月17日、ブログで次期ベータ1の進捗とともに報告している。
Linuxカーネル3.16リリース、XFS/btrfsやARMサポートが強化される
Linus Torvalds氏は8月3日、Linuxカーネル3.16をリリースした。ARMアーキテクチャサポートの改善やXFSおよびBrtfsの強化、新規ハードウェアのサポート追加などが特徴となっている。
Dockerサポートの分散システム用サーバーOS「CoreOS」が初の安定版リリース
CoreOS開発チームは7月25日、「CoreOS 367.1.0」のリリースを発表した。仮想マシン上での実行に適した軽量Linux OSで、運用環境で利用できる初の安定版という。
米OracleがRHEL 7クローン「Oracle Linux 7」をリリース
米Oracleは7月23日(米国時間)、「Red Hat Enterprise Linux 7(RHEL 7)」と互換性のあるLinuxディストリビューション「Oracle Linux 7」をリリースした。本家の米Red HatがRHEL 7をリリースしてから1か月半でのリリースとなる。
XWaylandを導入した「X.Org Server 1.16」リリース
X.Org FoundationのKeith Packard氏は7月17日、「X.Org Server 1.16.0」を公開した。Waylandとの互換レイヤー「XWayland」の導入、OpenGLを利用する汎用2Dグラフィックスドライバ「Glamor」やsystemsdの統合など、大きな変更を多数含むものとなっている。
セキュリティ問題を修正した「Debian 7.6」公開
Debian Projectは7月11日、Linuxディストリビューション「Debian 7.6」をリリースした。セキュリティ問題を修正したメンテナンスリリースとなり、全ユーザーに対しアップデートを推奨している。