Linus Torvalds氏は2月22日、次期Linuxカーネルのリリース候補(RC)版となるLinuxカーネル4.0-rc1をリリースした。次期版のバージョン番号を「3.20」とするか、それとも「4.0」とするかをオンライン投票で募った結果、「4.0」を支持する人が多かったため。ただし、新機能や改善点については「かなり小さなリリースになる」との見通しを示している。
「Wayland 1.7」リリース、テストとドキュメンテーションを強化
ディスプレイサーバーWaylandの開発チームは2月17日、最新版となる「Wayland 1.7」およびそのリファレンス実装「Weston 1.7」を公開した。主にテストおよびドキュメント関連が大きく強化されている。
Linux Foundationがカーネル開発に関する年次報告書を発表
Linuxを推進する非営利団体The Linux Foundationは2月18日(米国時間)、Linuxカーネル開発速度や開発に関与する人数などの現状をまとめた年次報告書を発表した。この10年で1200社以上の企業から1万2000人の開発者がカーネル開発に貢献、最大のスポンサーは米Intel、米Red Hat、韓国Samsungだったという。
「systemd 219」リリース、コンテナやbtrfs関連機能を強化
Linux向けのサービス管理ツール「systemd」開発者のLennart Poettering氏は2月16日、最新版となる「systemd 219」を公開した。コンテナやbtrfs関連が強化されている。
Linux次期版はLinux 3.20? それとも4.0? オンライン投票を実施
Linuxの開発を統括するLinus Torvalds氏は2月13日、次期Linuxのバージョン番号についてコミュニティに投票を求めるメッセージを投稿した。これまで通りのメジャーバージョン番号を継続して3.20とするか、4.0に移行して点(ピリオド)以下が膨れないようにするのかを問うもので、本記事執筆時で56%が「4.0に移行」に投票している。
Linuxカーネル3.19リリース、Btrfsの改善やGPUドライバの強化などが行われる
Linus Torvalds氏は2月8日、Linuxカーネル最新版「Linuxカーネル3.19」のリリースを発表した。Btrfsの強化やGPU関連の機能強化/改善などが特徴となる。
「Linuxユーザーが選ぶソフトウェア賞」、UbuntuやMariDBなどが人気
LinuxQuestions.orgは2月4日、Linuxユーザーが選ぶソフトウェア「2014 LinuxQuestions.org Members Choice Award Winners」を発表した。デスクトップは「Linux Mint」および「Slackware」、「Ubuntu」の3つが選ばれたほか、データベースの「MariaDB」やオフィススイートの「LibreOffice」など、一部のフォークプロジェクトがオリジナルの人気を上回る結果も見られた
CoreOS内で使われている設定・ログ管理用Key-Valueストア「etcd 2.0」リリース
CoreOSで採用されているKey-Valueストア「etcd」開発チームは1月28日、初の安定版メジャーリリースとなる「etcd 2.0.0」を公開した。
Linux向けの汎用インストーラ「Calamares 1.0」リリース
ディストリビューション中立のインストーラフレームワーク「Calamares」の開発チームは1月30日、「Calamares 1.0」をリリースした。Fedoraなども貢献しているプロジェクトとなる。
英Ubuntuが「Ubuntu Core」を拡大、クラウドとモノのインターネット向けの「Snappy Ubuntu」を発表
英Canonicalは1月20日、軽量OS「Snappy Ubuntu Core」のローンチを行った。クラウドやIoT(モノのインターネット、Internet of Things)向けのプラットフォームで、22社がパートナーエコシステムに加わっている。
組み込みLinux向けツールセット「BusyBox 1.23」リリース
組み込みシステムなどで多く利用されている基本ユーティリティツールセット「BusyBox」の開発チームは12月23日、最新版「BusyBox 1.23.0」をリリースした。細かな機能修正や強化が加わっている。
Linux向けネットワーク設定ツール「NetworkManager 1.0」リリース
ネットワーク管理ツール「NetworkManager」開発チームは12月19日、最新の安定版となる「NetworkManager 1.0」をリリースした。2004年のプロジェクトスタートから10年を経てのバージョン1.0リリースとなる。
「Fedora 21」が公開、Cloud、Server、Workstationの3エディション構成に
12月9日(米国時間)、The Fedora Projectによる最新のLinuxディストリビューション「Fedora 21」がリリースされた。Fedoraのモジュラー化を進めるイニシアティブ「Fedora.next」の下で開発された初のバージョンとなり、サーバー、ワークステーション(デスクトップ)、クラウドという3種類のエディションが用意されている。
Linuxカーネル3.18リリース、OverlayFSのサポートやDisplayPort経由でのオーディオ出力サポートなどが行われる
Linus Torvalds氏は12月7日、最新のLinuxカーネル「Linuxカーネル3.18」のリリースを発表した。overlayFSのマージなどの強化を含むが、3.17で発見されたロックアップ問題は未解決のままだ。
CentOSが毎月のアップデートリリースを行う計画を公開
CentOS開発チームは12月5日、ローリングリリース計画を明らかにした。今後、最新安定版を基にセキュリティ修正などのアップデートを含むリリースを毎月行うというもので、同日「CentOS 7」のローリングリリースも公開した。
「Linux Mint 17.1」が登場、MATEではCompizをサポート
Linuxディストリビューション「Linux Mint」開発チームは11月29日、最新版となる「Linux Mint 17.1」(開発コード「Rebecca」)をリリースした。ポイントリリースながら多くの機能強化が加わっている。
Operaに変わるWebブラウザを目指すLinux向けWebブラウザ「Fifth」
WebKitベースのWebブラウザ「Fifth」が11月16日に公開された。Linux向けの新しいWebブラウザで、Operaの機能をベースにLinuxのパワーユーザーが好むような新機能を追加しているという。
RHEL6.6互換の「Scientific Linux 6.6」がリリース
「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換のLinuxディストリビューション「Scientific Linux」開発チームは11月12日、RHEL 6.6互換となる「Scientific Linux 6.6」をリリースした。本家のリリースから1か月弱での登場となる。
btrfsをデフォルトで採用した「openSUSE 13.2」がリリース
openSUSE開発チームは11月4日、Linuxディストリビューションの最新版「openSUSE 13.2」をリリースした。デフォルトのファイルシステムがbtrfsとなったほか、「Docker 1.2」のサポートなど多数の機能が加わっている。
米Red Hat、RHEL向け開発ツールセット「Red Hat Software Collections 1.2」を発表
米Red Hatは10月30日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)向けの開発ツールセット最新版「Red Hat Software Collections 1.2」を発表した。Eclipse IDEの導入、コンテナ技術を利用した開発支援機能の強化などが特徴となる。