Linuxを推進する非営利団体のLinux Foundationは10月26日(米国時間)、オープンソースのスキルを持つ人材のスキルや雇用についてまとめた「2020 Open Source Jobs Report」を発表した。
デスクトップ版でRaspberry Piをサポート、「Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)」登場
英Canonicalは10月22日、Linuxディストリビューションの最新版となる「Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)」公開を発表した。デスクトップ版でRaspberry Pi 4のサポートなどが加わっている。
OpenStack Foundationが名称変更し、「Open Infrastructure Foundation(OIF)」へ
オープンソースのクラウド基盤「OpenStack」の開発母体であるThe OpenStack Foundationは10月19日(米国時間)、名称を「Open Infrastructure Foundation(OIF)」に変更することを発表した。
Java 15に対応した「Gradle 6.7」が公開、File-system watchingが正式扱いに
多言語対応のビルドツール「Gradle」開発チームは10月15日、最新版となる「Gradle 6.7」を公開した。Java 15のサポートなど多数の機能強化が加わっている。
Apache OpenOfficeが20周年、一方でフォークのLibreOfficeは協業呼びかけ
The Apache Software Foundation(ASF)は10月14日(米国時間)、オープンソース の生産性ソフトウェア「Apache OpenOffice」プロジェクトが20周年を迎えたことを発表した。
Open Invention Network、exFATとAndroid ASOP 10を保護下へ
Linux関連の特許保護のためのコンソーシアムOpen Invention Network(OIN)は10月13日(米国時間)、「Linux System Definition」を改訂し、Android AOSP 10、exFATなどのオープンソースプロジェクトを保護下に加えたことを発表した。これにより、参加企業に対し、合計で3300以上のパッケージを訴訟リスクから保護する。
塗りつぶしレイヤーを強化した「Krita 4.4」公開
オープンソースのペイントソフトウェア「Krita」開発チームは10月13日、最新版となる「Krita 4.4」を公開した。塗りつぶしのフィルレイヤーを中心に強化が加わっている。
新型コロナでアプリ開発予算が削減、注目集めるオープンソース技術ーー米Tidelift調査
米Tideliftは10月7日、年次オープンソース技術調査の最新版となる「2020 The Managed Open Source Survey」を発表した。新型コロナウイルス感染症(「COVID-19」)で予算が圧迫する中、オープンソースの利用増に踏み切る企業が増えていることがわかった。
Software Freedom Conservancy、GPL準拠を要求する新プログラム
フリー/オープンソース(FLOSS)プロジェクトを支援する非営利団体Software Freedom Conservancyは10月1日、コピーレフトへの準拠を強める新しいイニシアティブを発表した。Linuxを含むデバイスにGPLの準拠を求めるもので、訴訟を含め3つの方針を打ち出している。
GitHub、コードスキャン機能をGAに
GitHub(米Microsoft傘下)は9月30日、コードスキャン(Code Scanning)機能を一般公開(GA)したことを発表した。買収により取得したCodeQL技術に基づくもので、リポジトリで有効にすることでコードの脆弱性スキャンができる。
米Microsoft、自動テストツールPlaywrightのPython向けをベータ公開
米Microsoftは9月30日、エンドツーエンドのテスト自動化ツール「Playwright for Python」をプレビュー公開した。Pythonで信頼性のあるエンドツーエンドのテストを作成できる。
GNOMEが9年続いた3系にお別れ、次期版は「GNOME 40」に
The GNOME Projectは9月16日、新しいGNOMEバージョニングスキームを発表した。2021年3月に公開予定の次期版は「GNOME 40」となり、その後41、42と進めていく。
Moment.jsがメンテナンスモードへーー新機能開発は行わず
JavaScriptの日付操作ライブラリ「Moment.js」の開発チームは9月15日、プロジェクトのステータスとしてプロジェクトはメンテナンスモードに入り、代替ライブラリへの移行を推奨している。
WindowsアプリをLinuxで動かす「Wine 5.17」が公開
LinuxやBSD系OSでWindowsアプリケーションを動かす互換レイヤー「Wine(Wine Is Not an Emulator)」の開発チームは9月11日、開発版の最新リリースとなる「Wine 5.17」の公開を発表した。
マルチメディアフレームワーク「GStreamer 1.18.0」が公開
オープンソースのマルチメディアフレームワーク「GStreamer」プロジェクトは9月8日、最新の安定版となる「GStreamer 1.18.0」を公開した。
「GitLab 13.3.2」が公開
オランダGitLabは8月28日、Gitリポジトリ管理の最新版となる「GitLab 13.3.2」公開を発表した。不具合の修正が中心のマイナーリリースとなる。
「Thunderbird 78.2」が公開、OpenPGP関連が強化
オープンソースの電子メールクライアント「Thunderbird」開発プロジェクトは8月25日、最新版となる「Thunderbird 78.2.0」を公開した。OpenPGP関連の強化が多数加わっている。
GitHub/GitLab/Bitpocket統合、クラウドIDEの「Gitpod」がオープンソースに
ドイツTypefoxは8月25日、自社が開発するクラウドベースのIDE「Gitpod」をオープンソースとして公開したことを発表した。
React向けUIフレームワーク「Ant Design 4.6」が公開
UIデザイン言語およびフレームワークAnt Designの開発チームは8月23日、最新版となる「Ant Design 4.6」を公開した。
Mozilla再編が各プロジェクトに与える影響は? 音声変換エンジンDeepSpeechは存続のリスクか?
Mozillaが250人規模の人員解雇を含む再編計画を発表して以来、Mozillaが抱えるプロジェクトへの影響が見え始めている。1月に完全子会社になったThunderbirdは影響なしと報告、一方で音声テキスト変換の「DeepResearch」プロジェクトは「将来はまだわからない」と記している。