WindowsアプリをLinuxで動かす「Wine 5.17」が公開

 LinuxやBSD系OSでWindowsアプリケーションを動かす互換レイヤー「Wine(Wine Is Not an Emulator)」の開発チームは9月11日、開発版の最新リリースとなる「Wine 5.17」の公開を発表した。

 Wine 5.17は8月末に公開されたWine 5.16に続く開発版の最新版。なお、安定版は8月7日に公開されたWine 5.0.2。

 システムプロセスADVAPI32ライブラリをPEに変換した。ネットワークカードのAPIであるNDIS(Network Driver Interface Specification)サポートに向けた作業として、ネットワークカードレジストリキーの作成、ネットワークカードデバイスの作成などが盛り込まれた。

 多数の細かな機能強化に加え、合計で17の不具合を修正した。この中には、GStreamerのGST_VIDEO_FORMAT_RGBからDirectShowがサポートするフォーマットへの変換も含まれている。

Wine
https://www.winehq.org/