デスクトップ版でRaspberry Piをサポート、「Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)」登場

 英Canonicalは10月22日、Linuxディストリビューションの最新版となる「Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)」公開を発表した。デスクトップ版でRaspberry Pi 4のサポートなどが加わっている。

 Ubuntu 20.10(Groovy Gorilla)は4月に公開したUbuntu 20.04に続く最新版。Ubuntu 20.04は長期サポート版として2025年までサポートされるが、20.10は通常の9ヶ月サポートとなる(2021年7月まで)。

 Linuxカーネルは5.8をベースとし、ツールチェーンはglibc 2.32、OpenJDK 11、rustic 1.41、GCC 10、LLVM 11、Python 3.8.6、Ruby 2.7、PHP 7.4.9、Go 1.13などが含まれる。x86、ARMに加えて、Raspberry Pi 2/3/4のサポートが加わった。4GB/8GBのRAMをもつRaspberry PiデバイスでUbuntu Desktopを動かすことができる。

 デスクトップ環境はGNOME 3.28をサポートした。Activities Overviewなどの強化を加え、性能も強化した。プライベートWiFiホットスポットもサポートした。WiFiホットスポットに接続できるQRコードを生成、接続したい端末に読み取らせることでWiFiを利用できる。生体認証をサポートしたUbuntu Certifiedサービスも利用できる。2-in-1型のデバイスをフルサポートする。インストールではUbiquityでMicrosoft Active Directoryを統合した。

 サーバーでは、LXD 4.6とMicroK8s 1.19のサポートが加わった。これにより、エッジでオンデマンドの処理のためのインフラクラス「マイクロクラウド」を利用できる。マイクロクラウドは、MAAS(Metal-as-a-Service)、LXD、MicroK8s、Cephを組み合わせたスタックで、小規模から大規模までの拡張性を備える。

 OpenStackは10月に公開された最新版となるVictoriaをサポートした。Linuxカーネルの非同期I/0のliburingをサポートした。現時点ではSambaとQemuで使用できる。

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