IBM、Web 2.0技術を企業向け製品に本格採用――「Web 2.0 Goes to Work」構想の下、SNSツールなどを提供

 米国IBMは6月19日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やマッシュアップといった、いわゆるWeb 2.0技術を本格採用した企業向けソフトウェア製品群を発表した。これらの製品は、同社が新たに打ち出した「Web 2.0 Goes to Work」構想の一翼を担うものとなる。

IBM、System pサーバーでx86 Linuxアプリをサポートへ

 4月23日、IBMは、System p Unixサーバー上でx86アプリケーションをそのまま実行できる仮想Linux環境の公開ベータ試験を行うと発表した。このIBM System p Application Virtual Environment(AVE)技術を用いるとLinux用のx86バイナリーをそのままの形で動かすことができ、一部の企業で効果的な仮想化を妨げていた大きな障害がなくなる。これにより、数百台はともかく、数十台のサーバーであれば、1つの仮想環境への集約が実現可能となる。

S&Iと日本IBM、SWsoftのVirtuozzoで高集積仮想化システムを提供

 エス・アンド・アイと日本IBMは4月10日、米国SWsoftのLinux向けサーバ仮想化ソフトウェア「Virtuozzo」とIBMのPCサーバ「System x」およびブレード・サーバ「BladeCenter」を組み合わせた仮想化システム導入サービスを、同日より共同で提供すると発表した。提供内容には、サーバ本体とVirtuozzo、OS(Red Hat Enterprise Linux)、サーバ管理ツール(Plesk)、導入サービス、保守サービスが含まれる。提供価格は、最小構成(デュアルコアXeon 5110 1.6GHz×2基搭載のIBM System x 3550使用)で120万円から。