ITサービス:06年の世界シェア、IBMが首位堅持 富士通3位

 調査会社の米Gartnerはこのほど、2006年の世界のITサービス売上高は6723億ドルで、前年比6.4%増加したと発表した。各社のシェアは、米IBMが7.2%(05年は7.5%)で首位を堅持。日本勢は富士通が2.7%(同2.8%)で、前年と同じ3位だった。

 2位は米EDSで、シェア3.2%(同3.1%)。4位以下は米Accenture2.6%(同2.5%)、米Hewlett-Packard(HP)2.4%(同2.5%)、米CSC2.2%(同2.3%)の順だった。Accentureの売上高が同7.8%増加し、上位勢では最も伸びたため、同社とHPの順位が入れ替わったが、その他は大きな変動がない。

 分野別では、引き続きシステム開発・構築の受託が主力で、売上高の3割を占めた。ただ、BPO(コールセンターなど日常業務のアウトソーシング)の売上高が前年比8.6%増で、高い伸びを示した。

 一方、主要な約400社を選んで国別のシェアを調べたところ、米国勢が市場の57%を握っていた。急成長しているインド勢は、シェアが3%にとどまったが、売上高が前年比33.3%増を記録した。【南 優人/Infostand】

Gartner
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