SHAREで語られたメインフレーム上でのLinux運用の展望

 サンディエゴ発――IBMのカスタマトレーニング/サポートグループのSHAREは現在、Manchester Grand Hyattホテルにて1週間に及ぶセミナーおよびコンファレンスを開催している。SHAREの歴史は1955年にまで遡ることができるが、今回サンディエゴに参集した人々は、世界中の大手企業や政府を相手にメインフレームシステムの運営に何十年と携わってきた、プログラマ、システム管理者、ITディレクタたちである。

日本IBM、Web 2.0テクノロジーをビジネスに応用するためのLotus新製品2種

 日本IBM(大歳卓麻社長)は7月31日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)対応の企業向けソフトウェア「IBM Lotus Connections」(Lotus Connections)と、コンテンツ共有ソフトウェア「IBM Lotus Quickr(クイッカー)」(Lotus Quickr)の2製品を発表した。日本語版の出荷開始日は「Lotus Connections」が8月31日、「Lotus Quickr」が8月22日を予定している。

日本IBM、SOAベース開発を容易にする「WebSphere」新製品を発表――業務単位概念「ビジネス・サービス」に基づき、業務システム開発期間の短縮を図る

 日本IBMは7月19日、「WebSphere」ファミリーの新製品として、システム開発ソフトウェア・スイート「WebSphere Business Services Fabric V6.0.2」を7月20日から出荷開始すると発表した。同スイートは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づく業務システムの開発期間の短縮を図るための製品である。

IBM、SOA/Webサービス関連技術の特許を開放――150以上の知的財産で特許権を不行使、ロイヤリティ・フリーのライセンス契約も不要に

 米国IBMは7月11日、同社が保有する知的財産の一部を、だれもが普遍的かつ永続的に利用できるように開放すると発表した。開放の対象となるのは、 SOA(サービス指向アーキテクチャ)やWebサービス関連の標準規格を実装する際に必要となる特許で、その数は150件を超えている。

IT企業の地球温暖化対策ランキングでIBMがトップに――Apple、Amazon、eBayなどは最低ランクの評価

 気候問題に取り組む非営利団体のクライメートカウンツは、ハードウェア/ソフトウェアを提供するITサプライヤーなど、大手企業の地球温暖化対策を評価したランキングを発表した。IT関連企業では、IBMがトップとなる一方で、Apple、Amazon、eBayなどが最低ランクに評価されている。

IBM、コンプライアンス支援ソフトウェアを発表――ユーザー・ベースの情報をインポートしリポート生成が可能に

 米国IBMは6月28日、セキュリティ監査/コンプライアンス支援ソフトウェア「Tivoli Compliance Insight Manager(TCIM)」を発表した。同製品は、IBMが昨年買収したConsulのソフトウェア「Consul InSight」を機能強化したもので、出荷は7月初めに開始される予定。

IBM、SMB市場での競争力強化に向け「z9」メインフレーム基盤を強化――仮想化/セキュリティ機能を拡充し、コミュニティ・サイトを新設

 米国IBMは6月21日、急成長するSMB(中堅/中小企業)市場で繰り広げられているHP(HP)やSun Microsystemsとの顧客獲得競争に勝ち抜くことを目指し、新たにWebコミュニティ・サイトを開設するとともに、仮想化ソフトウェア「z/VM」の強化版およびITセキュリティ・ソフトウェア・スイート「Tivoli zSecure」の新版の提供を開始することを明らかにした。