エス・アンド・アイと日本IBM、高集積な仮想化を実現するソリューション
提供するのは、米SWsoft社のLinux環境における仮想化サーバーソフト「Virtuozzo(バーチュオッゾ)」とIBMのPCサーバー「IBM System x」およびブレードサーバー「IBM BladeCenter」を組み合わせた高集積仮想化ソリューション。
「Virtuozzo」は、オープンソースのOS仮想化ソフト「OpenVZ」がベースになっており、1台の物理サーバー上に数十から数百の論理サーバーを稼働させることができる。仮想化技術によって個々の仮想空間が完全に独立した仮想サーバーを実現できるため、高レベルのセキュリティ確保と、障害発生時のシステムやデータの継続保持も可能となる。サーバー管理ツール「Plesk(プレスク)」を採用することで、サーバーの設定・管理もGUIベースで簡単に行える。
今回、サーバー機能の高集積により省スペースを実現した「IBM BladeCenter」にこれらの製品を組み合わせることで、より集積度の高い仮想化環境を構築。さらに、IBMの熱・電力消費対策ソリューション「Cool Blue」を利用することで、システム全体のTCOの削減が可能になる。
エントリーレベルの構成例は、「IBM System x 3550」×1台(デュアルコアXeon 5110 1.6GHz×2基、メモリ4GB、HDD 250GB)、「RedHat Linux ES4」「SWsoft Virtuozzo(40 VPS)」「SWsoft Plesk」。価格は120万円からで、基本導入サービスとハード/ソフトの3年間の保守・サポート料が含まれる。
日本IBMでは、箱崎事業所内の「OSS(Open Source Software)&Linuxコンピテンシーセンター」に同ソリューションの検証が行える環境を追加し、「IBM BladeCenter」上での「Virtuozzo」のテスト環境を顧客とエス・アンド・アイに提供する。また、エス・アンド・アイに対して、推奨構成での導入や利用に関する技術サポートも提供する。
エス・アンド・アイ=http://sandi.jp/
日本IBM=http://www.ibm.com/jp/
「通信事業者向けサーバー仮想化ソリューション」=http://sandi.jp/virtuozzo/
提供:BCN