美しいがOOoとは響き合わないSymphony

 IBMは先月、OpenOffice.org開発への協力を発表翻訳記事)し、そのちょうど一週間後にLotus Symphonyをリリースした。Lotus Symphonyは、OpenOffice.orgのコードをベースとしたオフィススイートだ。今回試してみたところ、Lotus Symphonyには優れた部分が数多くあることが分かった。しかしOpenOffice.orgコミュニティに対しては悪影響を与えかねないことが心配になった。

IBM、無料オフィス・スイート「Lotus Symphony」の提供を開始――Lotus Notesのホスティング・サービス提供計画も明らかに

 米国IBMは9月18日、同社のコラボレーション・クライアントの最新版「Lotus Notes 8」に含まれるプロダクティビティ・ソフトウェアを無料オフィス・スイート「Lotus Symphony」として新たに提供を開始した。マイクロソフトの「Office」スイートに対抗するのがねらいと見られる。

IBM、OpenOffice.orgプロジェクトに正式参加――Lotus製品のコードを提供へ

 米国IBMは9月10日、これまで留保していた「OpenOffice.org」プロジェクトへの参加を正式に表明、同オフィス・スイートに自社コードを提供すると発表した。同社では、国際標準化機構(ISO)がMicrosoftの文書フォーマット「Office Open XML(OOXML)」の標準化を否決したことが、OpenOffice.orgへの参加理由の1つだとしている。

SHAREでのLinux実践トレーニング

 サンディエゴ発 ― 今週開催されたSHAREでは、メインフレームのプログラマやシステム管理者を対象に、商品の売り込みや新しい情報の得られる講演だけでなく、実環境を用いた演習も行われた。IBMやNovell、その他独立系ソフトウェアベンダのエンジニアによる教育セッションと実地演習に参加してきたので、その内容をご紹介しよう。