米IBM:企業コラボソフト最新版「Lotus Notes & Domino 8」を出荷開始

 米IBMは8月17日(米国時間)、企業向けコラボレーションのクライアント・ソフト「Lotus Notes 8」とサーバー・ソフト「Lotus Domino 8」を出荷開始した。“ウェブ2.0”技術やオープンソース開発環境の採用などが特徴。

 Lotus Notes & Domino 8では、電子メールやIMのほか、文書、プレゼンテーション、表計算の各アプリケーションなどを使った共同作業に対応する。Webべースで快適に共同作業ができるという。

 オープンソースの統合ソフト開発環境「Eclipse」をベースに構築したことで、Javaやウェブアプリとの連携が容易になった。オープン標準のオフィスソフト向けファイル形式「ODF」をサポートする。また既存のノーツ資産も利用できる。

 対応OSは、クライアント用はLinuxとWindows。サーバー用はWindows、Linux、Solaris、AIX、IBM System iに対応する。

 価格は、Notes 8が1クライアント当たり101ドルから。Domino 8はバリューユニット(機種別サーバー単位課金)当たり14.75ドルから。ブラウザーベースのクライアント・ソフト「IBM Domino Web Access」(1ユーザー当たり73ドル)と、サーバーとクライアントをセットにした中小企業向け「Lotus Domino Express」(同99ドル)もある。。【高森 郁哉/Infostand】

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