日本IBM、オフィス環境を改善するブレード型ワークステーション
ワークステーション機能をブレードに集約し、LAN経由で接続した専用クライアント端末「IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス(CP20)」経由で処理を行うブレード型ワークステーション。画像や入出力信号転送をハードウェアの機能で圧縮し、暗号化して転送するため、レスポンスは従来のタワー型ワークステーションと同等で、高いセキュリティも確保できる。
「CP20」は、HDDを内蔵せずに、設定によりUSBポート経由の外付けHDDやメモリーキーへのデータの保管を制限できる。演算処理は高いセキュリティが確保されたサーバールームに設置されたBladeCenter HC10または接続されたストレージだけに保管されるため、端末側からのデータの外部持ち出しを防げる。また、A5版サイズのコンパクトなきょう体を採用し、ファンなどの可動部品も持たないため従来のワークステーションに比べ端末側で9割の排熱を削減し、騒音もほぼ削減した。
さらに「BladeCenter HC10」は、「IBM BladeCenter E」と「IBM BladeCenter S」に対応。他のBladeCenterサーバーとのシャーシ内での混在も可能で、これまでのブレード・ソリューションへの投資を保護しながらワークステーション環境を導入、活用できる。
ワークステーション・ブレード「IBM BladeCenter HC10」はCPUにCore 2 Duoを採用、HDDは60GB、メモリは最大2GB×2。対応OSはWindows Vista Business/Enterprise/Ultimateと、Windows XP Professional/XP Pro x64 edition。最小構成価格は35万7000円。
ユーザー端末「IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス」の対応OSはWindows Vista Business/Enterprise/UltimateとWindows XP Professional/XP Pro x64 edition。価格は7万4970円。
日本IBM=http://www.ibm.com/jp/
「IBM BladeCenter HC10」=http://www-06.ibm.com/systems/jp/bladecenter/hc10/
提供:BCN