米IBMは7月2日、プレジデントを勤めていたJim Whitehurst氏が現職を退任することを発表した。Whitehurst氏はRed HatのCEOを務めていた人物で、IBMによる買収とその後の統合で重要な役割を果たした人物。今後はシニアアドバイザーとして関わる。
クラウド時代、プロプライエタリよりKubernetesなどのオープンソースを重視ーーIBMとO'Reilly調査
米IBMは2月9日、O’Reilly Mediaと共同で行ったクラウドとオープンソースに関する調査をまとめた「The Value of Open Source in the Cloud Era」の公開を発表した。「特定のベンダーのクラウドに関連したスキルにフォーカスするより、クラウドの土台をなすオープンソース技術に関連したスキルを構築したいと思っている」とまとめている。
Red HatのCEOにPaul Cormier氏が就任、Jim Whitehurst氏はIBMプレジデントに
Red Hat(米IBM傘下)は4月6日(米国時間)、次期CEO兼プレジデントにPaul Cormier氏が就任することを発表した。それまで同職を率いてきたJim Whitehurst氏がIBMのプレジデントに就くことを受けてのもの。いよいよIBM買収後のRed Hatの経営体制が固まった。
「RHEL 7.7」公開、今後7系はメンテナンスフェイズへ
米IBM傘下のRed Hatは8月6日(米国時間)、Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 7.7」を発表した。バージョン7系は次回リリースよりメンテナンスフェイズとなり、本リリースは新規機能追加が行われる最後のリリースとなる。
米IBMがRed Hatを買収へ。ハイブリッドクラウド戦略を加速、Red Hatブランドは維持
米IBMは10月28日、米Red Hatを買収することで合意したと発表した。買収金額は約340億ドル、IBMにとっては過去最大の規模となり、オープンソース業界として見ても最大級の取引となる。買収後もRed Hatブランドは残り、オープンソースのビジネスモデルも継続する。
米Red HatやGoogleなど、GPLv2やLGPL違反時の「治癒期間」の権利を約束へ
米Red Hat、米Googleなど4社は11月27日(米国時間)、 GNU General Public License(GPL)v2ライセンスの準拠にあたって違反や間違いがある場合に是正できる「治癒期間」について権利を拡大すると発表した。オープンソースライセンスの予測性を強化する取り組みとしている。
米IBM、「Lotus Symphony 3.0.1」最終版をリリース。今後はIBM版の「Apache OpenOffice」としてリリース
米IBMが無償のオフィススイート最新版「IBM Lotus Symphony 3.0.1」を公開した。IBMは先にApache OpenOfficeへのコミットを表明しており、IBMによるOpenOfficeフォークとしては本バージョンが最後になるという。
米IBMらがマシン間通信プロトコル「MQTT」を公開、Eclipseプロジェクト「Paho」を提案
センサーや端末といったマシン同士が通信するマシン間通信(M2M)の時代に向け、米IBMらがプロトコル「MQTT」のクライアントコードをEclipse Foundationに寄贈、新プロジェクト「Paho」を提案した。
米IBMが「Lotus Symphony」をApache OpenOffice.orgに寄贈へ
米IBMは7月14日、自社が提供する無償のオフィススイート「IBM Lotus Symphony」のスタンドアロン版をApache OpenOffice.org(OOo)プロジェクトに寄贈すると発表した。今後はApache OOoプロジェクトに活発に参加したいとしている。
汎用スクリプト言語RexxのJava仮想マシン版「NetRexx」、オープンソースに
スクリプト言語Rexxを支援する非営利団体Rexx Language Association(RexxLA)は6月8日、「NetRexx」のオープンソース化が完了したことを発表した。「NetRexxの将来が確保された」とRexxLAの会長は述べている。
米IBM、OpenOffice.org 3ベースの「Lotus Symphony 3」を公開
米IBMは10月21日、「IBM Lotus Symphony 3」を公開した。同社が無償で提供しているオフィススイートの最新版となる。OpenOffice.org 3をベースとし、OpenDocument Format(ODF) 1.2対応などの新機能が加わった。
米IBMがOpenJDKに参加、Oracleと共にコミットを表明
米IBMと米Oracleは10月11日(米国時間)、 Java Platform, Standard Edition(JavaSE)のオープンソース実装「OpenJDK」にコミットし、オープンソースのJava環境開発を進めていくことを発表した。先に発表されたロードマップ(プランB)を支持し、コミュニティの受け入れを奨励するとしている。
ARM、IBMら半導体企業がモバイルLinux開発を推進する「Linaro」を立ち上げ、Intel対抗へ
英ARMや米IBM、韓国Samsungなど6社が6月2日(台湾時間)、非営利組織「Linaro」設立を発表した。ARMチップ上で動作するLinux環境の開発支援が目的。
米Zend、IBM i向けに最適化した「Zend Server」発表
米Zend Technologiesは4月12日(米国時間)、IBM iシリーズ向けに最適化したPHP Webアプリケーションサーバー「Zend Server for IBM i」を発表した。IBM i上で容易にPHPアプリケーションを構築できるという。
日本IBM、最大32スレッドの並列処理が可能な「POWER7」発表
日本IBMは2010年2月9日、POWERシリーズプロセッサの新製品「POWER7」を発表した。POWER6の約5倍の処理能力を持ち、消費電力も抑えた。あわせてPOWER7を搭載したミッドレンジのサーバ製品4モデルを発表した。2月19日から順次出荷開始する。
米IBMと英Canonical、「Ubuntu」ベースのソフトパッケージを米国で提供へ
米IBMと英Canonicalは10月20日(米国時間)、Linuxデスクトップパッケージ「IBM Client for Smart Work」を米国で提供することを発表した。米Microsoftの最新OS「Windows 7」に対抗するもので、米国ユーザーからの需要に応じるとしている。
レッドハットと日本IBM、SolarisからRed Hat Linuxへのサーバ移行支援
レッドハットと日本IBMは2009年7月15日、Solaris から Linuxへのサーバ移行を支援する企業向けプログラム「Red Hat Advanced Migration Program powered by IBM(RAMP-I)」を開始した。移行コストと期間を最適化して、運用・管理コストの削減を図る。価格は要見積もり。年間50件の案件獲得を目指す。
「ソフトウェアインスペクション」の体験ワークショップ、7月2日開催
奈良先端科学技術大学院大学などが設立した「ソフトウェアインスペクション研究に関する国際連携ワーキンググループ」は、開発の初期から実行できるソフトウェア欠陥予防技法である「ソフトウェアインスペクション」を体験するワークショップを2009年7月2日に都内で開催する。参加費無料で定員は60人。
米IBMがEnterpriseDBと提携、DB2最新版でOracle互換技術を提供へ
米IBMと米EnterpriseDBは4月22日(米国時間)、EnterpriseDBの「Postgres Plus Advanced Server」をIBMがライセンスする契約を締結したことを発表した。IBMは自社データベースの最新版「DB2 9.7」に同技術を組み込み、Oracleからのマイグレーション顧客の取り込みを狙う。
オープンソースライセンスのCPL、EclipseのEPLに統合へ
Eclipse Foundationのエグゼクティブディレクター、Mike Milinkovich氏は4月16日、オープンソースライセンスCommon Public License(CPL)をEclipse Public License(EPL)に統合することを発表した。CPLライセンスを利用する既存プロジェクトは変更の必要はないが、EPLにマイグレーションできる。