米IBM、OpenOffice.org 3ベースの「Lotus Symphony 3」を公開
米IBMは10月21日、「IBM Lotus Symphony 3」を公開した。同社が無償で提供しているオフィススイートの最新版となる。OpenOffice.org 3をベースとし、OpenDocument Format(ODF) 1.2対応などの新機能が加わった。
Lotus Symphonyはワープロ「Documents」、プレゼンテーション「Presentations」、表計算「Spreadsheets」の3つのアプリケーションで構成されるオフィススイート。ODFやMicrosoft Office形式などさまざまなファイル形式に対応する。
最新版では、ODF 1.2、VBAスクリプト、Office 2007 OLEなどのサポートが加わった。ユーザーインターフェイスでは新たにスライドバーを導入、サイドバーパネルの表示・非表示もできる。また、ツールバーコンテンツやレイアウトのカスタマイズ、OLEオブジェクトや音声/動画ファイルの挿入も可能となった。
Microsoft WordおよびExcelで暗号化ファイルのサポートが加わり、OOXMLファイルではVMLイメージもサポートした。タブや空のワークベンチにファイルをドラッグ&ドロップできるようになるなど、操作性も改善されている。
これ以外にも、Documents、Presentations、Spreadsheetsの各アプリケーションでも新機能や機能強化が加わった。
Lotus SymphonyのWebサイトよりダウンロードできる。
米IBM
http://www.ibm.com/
Lotus Symphony
http://www.ibm.com/software/lotus/symphony