米IBMがOpenJDKに参加、Oracleと共にコミットを表明

 米IBMと米Oracleは10月11日(米国時間)、 Java Platform, Standard Edition(JavaSE)のオープンソース実装「OpenJDK」にコミットし、オープンソースのJava環境開発を進めていくことを発表した。先に発表されたロードマップ(プランB)を支持し、コミュニティの受け入れを奨励するとしている。

 IBMとOracleは共に、OpenJDKコミュニティをオープンソースJava SE開発のメインの場とし、コミュニティでのオープンソースJava環境開発で協業する。Oracleは先に、OpenJDKのロードマップ計画として2011年中頃に「JDK 7」を、2012年後半に「JDK 8」をリリースする計画(プランB)を発表しており、IBMもこのロードマップに沿った開発を支援していくという。Java仕様については、引き続きJCP(Java Community Process)を主な標準化団体とする。

 2社のコミットについてIBMは、Javaプラットフォームの開発加速に加え、Javaコミュニティが今後もオープンで柔軟性のある最新技術を提供することをエンタープライズ顧客に示すもの、とコメントしている。

米IBM
http://www.ibm.com/

米Oracle
http://www.oracle.com/

OpenJDK
http://openjdk.java.net/