レッドハットと日本IBM、SolarisからRed Hat Linuxへのサーバ移行支援
レッドハットと日本IBMは2009年7月15日、Solaris から Linuxへのサーバ移行を支援する企業向けプログラム「Red Hat Advanced Migration Program powered by IBM(RAMP-I)」を開始した。移行コストと期間を最適化して、運用・管理コストの削減を図る。価格は要見積もり。年間50件の案件獲得を目指す。
Solarisサーバから、Red Hat Enterprise Linuxを搭載したIBM製サーバへの移行で、移行効果のアセスメントから、コンサルティング、移行・検証・構築サービス、支払い用の金融サービスまで包括的に支援する。コスト削減効果は、24CPU/48コアのSolarisサーバ2台を、3CPU/6コアの「IBM Power Systems 570」2台に移行した場合、保守費用を5年間で約6分の1に削減できるという。
両社の役割は、IBMが、顧客アプリケーションでの移行効果のアセスメントや移行作業の見積もり(無償)、移行・検証・構築サービスの提供、金融サービスなど。金融サービスは、支払い開始を6カ月据え置くリースや、初年度支払いを総額の10%にする「ステップ・ペイメント・リース」、48カ月間金利ゼロにする「0%リース・プログラム」などがある。
レッドハットは研修・コンサルティングなどを提供。システム管理者向けのRHCE(Red Hat Certified Engineer:レッドハット認定エンジニア)研修を通常の半額にするほか、システム構築支援のコンサルティング・サービスを最大30%割り引く。
両社はプログラム開始に合わせて、顧客向け無料セミナーを7月29日に都内で開催する。定員100人。日本IBMのWebサイトから申し込む。
無料セミナー「Sun Set Cruise 2009 Summer」
http://www.ibm.com/ssc09p/
レッドハット
http://www.jp.redhat.com/
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/