フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は3月19日(米国時間)、フリーソフトウェア活動に貢献した人物、プロジェクトに贈る年次アワード「2021 Free Software Awards」を発表した。修理する権利を主張するSecuRepairsなどが受賞した。
colors.jsとfaker.jsの作者が自らのライブラリを破損、背後にはオープンソースを悪用する企業への不満?
オープンソースライブラリcolors.jsとfaker.jsの作者が、意図的にこれらライブラリを破損させたようだ。背景には、オープンソースの「無料」や「コミュニティ」といった特徴を大企業などから悪用されているという作者の怒りがあるようだ。
FSFが「GitHub Copilot」に疑問視、ホワイトペーパーを募集
フリーソフトウェアを支援するFree Software Foundation(FSF)が、Git Hub(米Microsoft)のペアプログラミングサービス「GitHub Copilot」がフリーソフトウェアに与える影響についてホワイトペーパー作成を求めている。認められたペーパーの作者に500ドルを支払うという。
Grafanaがライセンス変更、Apache License 2からAGPL v3へ
米Grafana Labsは4月20日、オープンソースのモニタリングデータ可視化「Grafana」のライセンスをApache License 2から、より制限のあるAffero General Public License(AGPL)v3に変更することを発表した。
FSFがStallman氏の取締役復帰について説明、Stallman氏は自分は「ソーシャルスキルがない」とコメント
非営利団体のFree Software Foundation(FSF)は4月12日、Richard Stallman(RMS)氏が取締役として復職することについての説明を発表した。Stallman氏も声明文を出し、「FSFではなく、自分を批判してほしい」と記している。
Open Collective、企業がオープンソース開発者に出資できる「Funds for Open Source」を発表
コミュニティの持続性を支援するOpen Collectiveは3月24日、企業がオープンソース開発者を支援できるファンドプログラム「Funds for Open Source」を発表した。
Stallman氏がFSF復帰、オープンソース団体や企業が議論
Richard M. Stallman氏が、自身が設立したFree Software Foundationの取締役会に復帰することを受け、オープンソース界で議論が起きている。FSFの判断に反論する向きは多いが、Stallman氏を支持する公開書簡にも2000人を超える署名が集まっている。
Stallman氏がFSFの取締役会に復帰
Free Software Foundation(FSF)の創始者、Richard M. Stallman氏が約1年半ぶりに取締役に復帰することがわかった。FSFの年次イベント「LibrePlanet 2021」で本人が発表した。
FSFがFree Software Awardsを発表、個人部門はSFCのBradley Kuhn氏が受賞
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)は3月20日(米国時間)、フリーソフトウェアに貢献した人と団体を讃える「2020 Free Software Awards」の受賞者を発表した。
Red Hat、プロジェクトや非営利団体向けの無償RHELプログラムを発表
Red Hat(米IBM傘下)は2月25日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のノーコストプログラム「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) for Open Source Infrastructure」を発表した。「CentOS Linux」の打ち切りを受けて混乱するコミュニティに対する救済策の1つと位置付けられる。
Rust Foundation設立、AWS、Google、Microsoftらが設立メンバーに
プログラミング言語「Rust」のRust Core Teamは2月8日、Rust Foundationの立ち上げを発表した。独立した非営利組織として、Rustの開発とエコシステムを取りまとめる。
Googleがオープンソースのセキュリティ問題に対し、「知る、予防する、修正する」アプローチを提案
Google(米Alphabet傘下)は2月3日、Open Source公式ブログでオープンソースの脆弱性問題に対し、「知る、予防する、修正する(Know, Prevent, Fix)」フレームワークを提唱した。
AWSがElasticとKibanaをフォークへ
Amazon Web Services(米Amazon)は1月22日、「Elasticsearch」と「Kibana」のフォークプロジェクトを開始することを発表した。両ソフトウェアは先にオープンソースライセンスを変更したところで、AWSのフォークはこれまで通りApache License 2を採用する計画だ。
オランダElastic、クラウド事業者からの投資保護を目的にElasticsearchとKibanaをデュアルライセンスへ
「Elastic Stack」などで知られるオランダElasticは1月15日、オープンソースライセンスの変更を発表した。対象となるのは「Elasticsearch」と「Kibana」のソースコード。これまでのApache License 2から独自ライセンスとSSPL(Server Side Public License)のデュアルライセンス方式を採用する。
Apache OpenOfficeが20周年、一方でフォークのLibreOfficeは協業呼びかけ
The Apache Software Foundation(ASF)は10月14日(米国時間)、オープンソース の生産性ソフトウェア「Apache OpenOffice」プロジェクトが20周年を迎えたことを発表した。
Software Freedom Conservancy、GPL準拠を要求する新プログラム
フリー/オープンソース(FLOSS)プロジェクトを支援する非営利団体Software Freedom Conservancyは10月1日、コピーレフトへの準拠を強める新しいイニシアティブを発表した。Linuxを含むデバイスにGPLの準拠を求めるもので、訴訟を含め3つの方針を打ち出している。
Mozillaがリストラ発表、コロナで売り上げに大きな影響ーーより小さな組織で敏捷に動く
「Firefox」ブラウザを開発するMozilla Corporationが8月11日、組織再編として250人を解雇することを明らかにした。新型コロナウイルス感染症により財務状況が悪化したことを原因の1つに挙げている。
FSF、Stallman氏の後任にGeoffrey Knauth氏を任命
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundationは8月5日(米国時間)、プレジデントとしてGeoffrey Knauth氏が選出されたことを発表した。創始者のRichard M. Stallman氏の辞任以来、11ヶ月空いていたポストが埋まった格好だ。
Googleら、オープンソースプロジェクトの商標管理支援団体Open Usage Commonsを立ち上げ
Google(米Alphabet傘下)は7月8日、オープンソースプロジェクトの商標管理などを支援することを目的とした新組織「Open Usage Commons」を立ち上げたことを発表した。
Mozillaが新型コロナ対策支援として資金提供するプロジェクトを追加発表、電子カルテや食のサプライチェーンなどのプロジェクトが対象に
Mozillaは6月8日、新型コロナウイルス感染症(「COVID-19」)の感染拡大対策につながるオープンソース技術を支援するファンド「COVID-19 Solutions Fund」の受賞プロジェクトを発表した。電子カルテ、食、医療の3つのプロジェクトが選ばれている。