Stallman氏がFSFの取締役会に復帰

 Free Software Foundation(FSF)の創始者、Richard M. Stallman氏が約1年半ぶりに取締役に復帰することがわかった。FSFの年次イベント「LibrePlanet 2021」で本人が発表した。

 フリーソフトウェア活動に貢献してきたStallman氏は、自身が設立したFree Software Foundation(FSF)のプレジデントと取締役を2019年9月に退任していた。これは、児童売春の罪に問われていたJeffrey Epstein氏の事件についてStallman氏が当時17歳だった女性が自発的に行ったのではないかと記したことが論議を呼んだため。その結果、当時務めていたFSFプレジデント職の辞任に追い込まれた。これに対し当時Stallman氏は、自分の表現が「誤解されている」と主張していた。

 Stallman氏は3月21日、LibrePlanetで「Unjust computing clamps down」と題したセッションで、FSFの取締役会に復帰することを発表した。「この発表が嬉しい人も、失望する人もいるだろう。今度は退任するつもりはない」とStallman氏は語っている。Stallman氏は「コンピューティングではたくさんの悪いことが起こっている」と問題提起し、その1例として「ロックダウンされたOS」を挙げた。Android、iOS、ChromeOSなどを名指しで問題視した。

Free Software Foundation
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