無償SSLサーバー証明書Let's Encryptの普及とHTTP/2および常時SSL化

 Webサイトの暗号化(SSL化、HTTPS対応)はこれまでEコマースやプライバシを守る目的で部分的に導入されてきたが、SHA1からSHA2への切り替え、モバイル端末の普及やHTTP/2の登場によって、サイト全体を常にHTTPS通信にする常時SSL化の動きが活発になっている。さらにSSLサーバー証明書を無償で入手可能なLet’s Encryptのサービス開始や主要なWebサーバーソフトウェアの安定版でHTTP/2が利用できるようになったことでその動きは加速している。本稿ではSSL化を取り巻く最近の状況を整理し、NginxとLet’s EncryptによるHTTP/2&SSL化の実装例も紹介していく。

米Microsoft、EdgeブラウザのWebGL実装をオープンソースとして公開

 米Microsoftは6月9日、「Microsoft Edge」ブラウザでのWebGL実装をオープンソースで公開したことを発表した。GLSL(OpenGL Shading Language)からDirectX向けシェーディング言語HLSL(High Level Shading Language)へのトランスパイラのコードなどを公開することで、相互運用性問題の解決を容易にすると狙いを説明している。