米Red Hat、IaaS基盤「Red Hat Cloud Infrastructure」などOpenStackにフォーカスしたクラウドソリューションを発表

 米Red Hatは6月11日から14日まで米ボストンで開催中の「Red Hat Summit 2013」で、パブリックPaaS「OpenShift Online」、IaaSプライベートクラウド「Red Hat Cloud Infrastructure(RHCI)」、仮想化管理の最新版「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.2」など多数の発表を行った。いずれもオープンソースのクラウド基盤「OpenStack」をベースとしたもので、クラウドへの注力が伺える。

米Red Hat、コミュニティ主導のOpenStackディストリビューション開発プロジェクト「RDO」を発表。OpenStack/Hadoopプロジェクトも強化へ

 米Red Hatは米国で4月15日より開催中のOpenStackイベント「OpenStack Summit」にて、OpenStackディストリビューション「Red Hat OpenStack」のコミュニティ版である「RDO」を発表した。また、「Apache Hadoop」のOpenStack上でのデプロイや管理を簡素化する取り組みも積極的に進めるという。

米Red Hat、クラウド技術「OpenShift」のオープンソース版を公開

 米Red Hatは4月30日、同社が開発するプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)システム「OpenShift」のオープンソース版「OpenShift Origin」を発表した。OpenShiftはRed Hatが2010年に買収したMakaraの技術を土台としたPaaSシステムで、エンタープライズ向けサービスや機能開発や実装に利用されている。