新サービス「Orchestration」と「Matering」が加わった「OpenStack 2013.2(Havana)」がリリース

 オープンソースのクラウド基盤「OpenStack」を開発する非営利団体OpenStack.orgは10月17日、最新版となる「OpenStack 2013.2」(開発コード「Havana」)公開を発表した。OpenStackの利用者がどの程度リソースを消費したのかを計測する「OpenStack Metering」や、Amazon Web Services(AWS)などと互換性のあるオーケストレーションサービス「OpenStack Orchestration」という新コンポーネントが導入されたほか、約400もの新機能が加わっている。

米Red Hat、RHELの開発環境をアップデートする「Developer Toolset 2.0」および「Software Collections 1.0」をリリース

 米Red Hatは9月12日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)顧客向けの開発ツール「Red Hat Software Collections 1.0」および「Red Hat Developer Toolset 2.0」をリリースした。RHELは現在10年間のサポートが提供されているが、それとともに最新の開発ツールやランタイムコンポーネントを随時提供することで、安定したOS環境を提供しつつ開発環境のレガシー化を防ぐものとなる。

米Twitterなどでも利用されているクラスタマネージャ「Apache Mesos」、ApacheのTLPに昇格

 非営利団体のApache Software Foundation(ASF)は7月24日、クラスタ管理ソフトウェア「Apache Mesos」をトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格したことを発表した。米Twitterやカリフォルニア大学で使われているクラスタ管理ツールで、分散環境でリソースの分離と共有を効率よく行うことができるという。

米Netflix、Amazonクラウド上でのHadoopの運用管理サービス「Genie」を公開

 米Netflixは6月21日、Amazon Web Service(AWS)クラウド上に構築された「Apache Hadoop」を管理するソフトウェア「Genie」をオープンソースで公開した。Hadoopや「Apache Hive」、「Apache Pig」のジョブを実行したりHadoopリソースの管理を行うためのRESTful APIを提供するもので、動的なリソース管理が可能になるという。

米Red Hat、IaaS基盤「Red Hat Cloud Infrastructure」などOpenStackにフォーカスしたクラウドソリューションを発表

 米Red Hatは6月11日から14日まで米ボストンで開催中の「Red Hat Summit 2013」で、パブリックPaaS「OpenShift Online」、IaaSプライベートクラウド「Red Hat Cloud Infrastructure(RHCI)」、仮想化管理の最新版「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.2」など多数の発表を行った。いずれもオープンソースのクラウド基盤「OpenStack」をベースとしたもので、クラウドへの注力が伺える。

オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「Apache CloudStack 4.1」リリース

 Apache CloudStackプロジェクトは6月4日、オープンソースのIaaS基盤ソフトウェア「Apache CloudStack 4.1.0」をリリースした。3月にインキュベーション(正式プロジェクトに向けての準備段階)プロジェクトからトップレベルプロジェクト(TLP)となって以来、初のメジャーリリースとなる。