米Hortonworksは5月29日、オープンソースのHadoopディストリビューション最新版「Hadoop Data Platform 1.3」をリリースした。SQL風のクエリ言語でHadoopにアクセスできる技術「Apache Hive」との統合を強化し、使い勝手を改善している。
専用ルータと同等の機能を備えるLinuxベースのソフトウェアルーター「Vyatta」を使う

専用サーバーサービスを使って複数のサーバーを利用している場合や、サーバー上に仮想マシンを複数稼働させてネットワークを構築しているといった場合、仮想的なルーターを利用できると便利なことが多い。本記事では仮想マシン上にインストールして利用できるLinuxベースのソフトウェアルーター「Vyatta」を使い、専用サーバーのネットワーク上にルーターを設置する方法を紹介する。
Windows向けSQL管理クライアント「HeidiSQL 8.0」リリース
Windows向けのMySQL管理クライアント「HeidiSQL」の開発チームは5月19日、最新版「HeidiSQL 8.0」をリリースした。Microsoft SQLサポートを強化したほか、クエリ履歴などの機能が加わっている。
HadoopとNoSQL対応を強化したデータ統合技術「Talend 5.3」がリリース
仏Talendは5月16日、オープンソースのデータ統合プラットフォーム最新版「Talend 5.3」を発表した。HadoopとNoSQLデータベースの対応強化などが特徴となる。
管理画面を一新した「OpenNebula 4.0」がリリース
オープンソースのクラウドコンピューティング環境構築・管理ツールを開発するOpenNebula.org Projectは5月8日、最新のメジャーリリース版となる「OpenNebula 4.0」(コードネーム「Eagle」)を公開した。オープンソース版はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
米Coverityが年次オープンソースソフト品質レポートを発表、Linuxは低い不具合率をキープ
米Coverityは5月7日(米国時間)、ソフトウェア品質についての年次調査「2012 Coverity Scan Open Source Report」を発表した。オープンソースソフトウェアとプロプライエタリソフトウェアの不具合率はほぼ同じとなり、Linuxカーネルの不具合率は平均値を下回る好成績だったという。
AWS互換APIや外部ツールを利用してOpenStackを操作する

OpenStackではRESTベースのAPIを使用してインスタンスやオブジェクトストレージの操作や管理が行える。提供されるAPIは独自のものだけでなくAmazon Web Services(AWS)互換のものもあり、EC2やS3に対応するクライアントなどからの操作が可能だ。本記事では、OpenStackでこのようなAPIを利用する方法や、OpenStackの操作に利用できるツールを紹介する。
MySQLのオリジナル開発者らがMariaDB開発企業に集結
MySQLおよびMariaDBのサポートを提供するフィンランドSkySQLは4月23日(フィンランド時間)、MariaDBの開発を支援するフィンランドMonty Programと合併することを発表した。2社ともに、MySQLのオリジナル開発者や幹部が立ち上げたベンチャーで、合体によりオリジナルチームが再現することになる。
高性能、大容量対応のMySQL/MariaDB向けストレージエンジン「TokuDB」がオープンソース化される
MySQL/MariaDB向けのストレージエンジン「TokuDB」を開発する米Tokutekは4月22日、初のオープンソース版となる「TokuDB 7.0」を公開した。MySQLで50GB以上のビックデータの活用を実現できるという。
FreeBSDと米Google、新セキュリティフレームワーク「Capsicum」プロジェクトに出資
The FreeBSD Foundationは4月15日、米Googleと共同でUNIX系OS向けのセキュリティフレームワーク「Capsicum Framework Project」の開発に出資することを発表した。CapsicumはFreeBSDに搭載されているセキュリティフレームワークで、資金を受けて機能開発を進める。
米Red Hat、コミュニティ主導のOpenStackディストリビューション開発プロジェクト「RDO」を発表。OpenStack/Hadoopプロジェクトも強化へ
米Red Hatは米国で4月15日より開催中のOpenStackイベント「OpenStack Summit」にて、OpenStackディストリビューション「Red Hat OpenStack」のコミュニティ版である「RDO」を発表した。また、「Apache Hadoop」のOpenStack上でのデプロイや管理を簡素化する取り組みも積極的に進めるという。
仮想化技術「Xen」開発プロジェクト、米Citrixを離れLinux Foundation傘下に
Linuxの普及推進や開発支援を行っている非営利団体The Linux Foundationは4月15日(米国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Xen」開発プロジェクトを同団体が支援を行う「Collaborative Project」とすることを発表した。今後、同団体の下で独立したオープンソースプロジェクトとして運営される。
Webブラウザ上での操作でカスタムOS環境を作成できる「SUSE Studio 1.3」公開
独SUSE(Attachmate傘下)は4月11日(ドイツ時間)、OSのカスタマイズやソフトウェアのプリインストールといった作業を加えたOSイメージを作成できるツール「SUSE Studio 1.3」GA(一般公開)版を公開した。Hyper-VやKVMサポートの強化、クラウドサービスとの連携強化などが行われている。SUSE Studioを無償で利用できるWebサービス「SUSE Studio Online」も公開されている。
OpenStackの仮想ネットワーク管理機能「Quantum」の基本的な設定

OpenStack 2012.2(「Folsom」)で新たに追加された新コンポーネント「Quantum」は、クラウド環境内での仮想ネットワーク作成や管理を行うためのサービスだ。柔軟に仮想ネットワークを作成でき、またネットワーク仮想化に対応したハードウェアとの連携機能も搭載している。今回はこのQuantumの導入方法や、シンプルな仮想ネットワーク環境の構築方法について解説する。
クラウド基盤ソフトウェア「OpenStack 2013.1(Grizzly)」リリース、多くの改良点を含む
オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「OpenStack」の7回目のリリースとなる「OpenStack 2013.1」(開発コード「Grizzly」)が公開された。SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)やエンタープライズ技術への対応強化など、230以上の新機能を盛り込んでいるという。
オープンソースのSDNフレームワーク開発プロジェクト「OpenDaylight」が発足
The Linux Foundationは4月8日、先進的なオープンソースソフトウェア開発プロジェクトに対する支援を行う「Collaborative Project」に新たに「OpenDaylight」が加わったことを発表した。OpenDaylightはオープンソースのSDN(ソフトウェア定義ネットワーク)フレームワークで、米Cisco Systems、スウェーデンEricsson、米Red Hatら約18社が参加している。
オープンソースのビデオ会議システム「Apache Openmeetings 2.1」リリース
オープンソースのビデオ会議ソフトウェア「Apache Openmeetings」の開発チームは4月4日、Apache Software Foundationのトップレベルプロジェクトとなってから初のリリースとなる「Apache Openmeetings 2.1.0」を公開した。
OpenStackの新機能、Cinderを使う

OpenStack 2012.2(コードネーム「Folsom」)で追加された新たなコンポーネントの1つに、ブロックストレージの管理を行う「Cinder」がある。従来は「Nova」というコンポーネントがこの機能を提供していたが、Folsom以降ではCinderへの移行が進められている。本記事では、LVMおよびNFSと組み合わせてCinderを利用するための基本的な設定やその使い方を紹介する。
仮想化ライブラリ「libvirt 1.0.4」リリース、QEMUでiSCSIパススルーをサポート
仮想環境管理ライブラリを開発するlibvirtプロジェクトは4月1日、最新版「libvirt 1.0.4」をリリースした。小規模な改良やバグフィックスを含むマイナーアップデートとなる。
米Red Hat、買収したFuseSource技術を土台としたJBossメッセージング/ESB製品を発表
米Red Hatは3月12日(米国時間)、メッセージング機能などを提供するミドルウェア製品「Red Hat JBoss Fuse 6.0」および「Red Hat JBoss A-MQ 6.0」を発表した。2012年9月に買収したFuseSourceの技術をベースにしたもので、「JBoss」ブランドを冠して展開する。