「Eclipse Kepler」をサポートした「Spring Toole Suite 3.3」や「Groovy/Grails Tool Suite 3.3」がリリースされる

 7月初めの「Eclipse 4.3(Kepler)」のリリースを受け、米Spring SourceがKeplerに対応したSpring開発ツール「Spring Tool Suite 3.3.0」および「Groovy/Grails Tool Suite 3.3.0」をリリースした。共に同社Webサイトよりダウンロードできる。

 Spring Tool Suite(STS)はEclipseベースの開発ツール。コード補完、エディタなどの機能の他にSpring向けに最適化したApache Tomcatサーバーの「Pivotal tc Server」の開発者向けエディションや「Spring Insight」、「Spring Roo」などを含み、Springを利用したアプリケーション開発を容易に行うことができる。また、Groovy/Grails Tool Suite(GGTS)はGroovy、Grailsアプリケーション開発向けのツールで、Grailsコード編集向けに最適化されており「vFabric tc Server」開発者向けエディションなどを含む。共にライセンスはEclipse Public License。

 3.3ではEclipse 4.3がサポートされた。Eclipse 3.8(Juno)のサポートも継続するが、Kepler向けの修正や強化は利用できない。tcServerは2.9.2に、Spring Rooは1.2.4にアップグレードし、次期Spring 4対応準備も進めた。GGTSでは、Grailsが2.2.3にアップデートされ、Groovy 1.7は非推奨となった。

 機能面では、「Quick Search for Eclipse」を導入した。軽量の検索機能で、ワークスペース内を高速に検索できるという。このほか、これまでのウィザードを統合した「Spring Project」ウィザード、JavaConfigのサポート、Springプロジェクトでの性能改善などが特徴となる。

 開発チームによると、バージョン4.3はEclipse Kepler SR1(4.3.1)がリリースされた後の10月に公開予定という。

米Spring Source
http://www.springsource.org/

Spring Toole Suite
http://www.springsource.org/sts

Groovy/Grails Tool Suite
http://grails.org/products/ggts