NECとNECアクセステクニカ(本社:静岡県掛川市)は2009年7月21日、組み込み用Linux OS「Moblin」上でモバイルWiMAXを利用できるようにするドライバソフトウェアをメーカー向けに提供開始した。カーナビやモバイル機器などのWiMAX対応製品を容易に開発できるという。
米Google、Androidネイティブアプリキットをリリース
米Googleは6月25日(米国時間)、モバイル向けOS「Android」向けのネイティブアプリキット「Android 1.5 NDK, Release 1」を公開した。「Android SDK」と併用することで、AndroidアプリケーションからC/C++コードを呼び出すことができる。
米IntelとNokiaが提携、「Moblin」と「Maemo」を最適化
米IntelとフィンランドNokiaは6月23日(米国時間)、新しいモバイル端末の開発で長期的に協力する計画を発表した。この一部として、両社が支援するオープンソースのモバイルOS「Moblin」と「Maemo」との間で互換性のあるアプリケーション開発を可能にしていく。
パーソナルメディア、マルチコア対応T-Kernel開発評価ボードを発売
パーソナルメディア(本社:東京都品川区)は、マルチコア対応版T-Kernelである「MP T-Kernel」を実行できる開発評価用ボード「MP T-Kernel/NE1評価ボード」を、2009年6月30日から一般向けに販売する。これまで入手しにくかった、マルチコア対応組み込み向けボードを製品化した。価格は31万2900円。
「T-Kernel」が宇宙へ、人工衛星に初採用
イーソル(本社:東京都中野区)は2009年6月5日、T-Kernelベースのソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が超小型宇宙実験プラットフォーム「スペースワイヤ実証モジュール(SWIM)」に採用されたと発表した。SWIMを搭載した「小型実証衛星1型」は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の相乗り衛星として1月23日に打ち上げられている。人工衛星へのT-Kernel採用は初。
Qt Software、モバイルQtプロジェクト「Qt Mobility」発表
Qt Software(フィンランドNokia傘下)は5月26日、モバイル向けのQtクロスプラットフォームプロジェクト「Qt Mobility」を発表した。Nokiaの「S60」「Maemo」のほか、非Nokiaプラットフォームでも動くリッチモバイルアプリケーション構築を可能にするという。
FSFとCisco、GPL違反訴訟で和解
フリーソフトウェアを支援するFree Software Foundation(FSF)は5月20日(米国時間)、米Cisco Systemsを相手取って起こしていた著作権訴訟で両者が和解に至ったことを発表した。Ciscoは今後、フリーソフトウェア担当者を設け、GNU Lesser General Public License(GPL)などのライセンスへの順守を徹底する。
ぷらっとホーム、パッケージ管理機能を搭載した手のひらサイズLinuxサーバ新モデル
ぷらっとホームは2009年5月12日、手のひらサイズの小型Linuxサーバの新モデル「OpenBlockS 600」を発売した。パフォーマンス向上のほか、独自のパッケージ管理機能「アプリケーションマネージャ」の搭載で、容易にサーバ構築ができるようにした。価格はオープンで、同社の直販「ぷらっとオンライン」での価格は5万9800円。
米IntelとNovell、共同でネットブック向け「Moblin」を促進へ
米Intelと米Novellは5月7日(米国時間)、Linuxベースのモバイルプラットフォーム「Moblin」を共同で推進することで提携したことを発表した。ネットブックなどのモバイル端末を設計、製造するOEMやODMによるMoblinの受け入れを促進する。
ACCESSの情報家電向け「ACCESS Linux Platform mini」、国内製品初採用
ACCESSは2009年5月7日、情報家電向けLinux OS「ACCESS Linux Platform mini」が、ビジネスリンク(本社:東京都渋谷区)が5月初旬に発売するパーソナルナビゲーション(PND)「G-navi(GN-01)」に採用されたと発表した。国内販売される製品への採用は初という。
米Sun、機能満載の「Java ME SDK 3.0」をリリース
米Sun Microsystemsは4月27日(米国時間)、Java MEアプリケーション開発ツールキット「Java Platform Micro Edition Software Development Kit 3.0(Java ME SDK 3.0)」をリリースした。サードパーティのエミュレータと「Windows Mobile」デバイスの統合が可能となった。
TOPPERSプロジェクト、組み込みコンポーネントシステム「TECS」をOSS公開
ITRON仕様準拠のオープンソース組み込みOSの開発に取り組むNPO法人、TOPPERSプロジェクト(会長:高田広章名古屋大学教授)は、組み込みソフトを効率的に構築するソフトウェアコンポーネントシステム「TOPPERS組込みコンポーネントシステム(TECS)」を2009年5月13日からオープンソースソフトウェアとして公開する。
オープンソースストレージエンジンのInnobase、組み込み向け「Embedded InnoDB」発表
米Oracleの子会社Innobaseは4月21日(米国時間)、トランザクションストレージエンジンの組み込み向け「Embedded InnoDB」を発表した。アーリーアダプタ版をWebサイトよりダウンロードできる。
米Google、アドオン対応が新しい「Android 1.5 SDK」プレビュー版をリリース
米Googleは4月13日(米国時間)、オープンソースのモバイル向けOS「Android」の最新のソフトウェア開発キット・プレビュー版「Android 1.5 Early Look SDK」を公開した。「Android 1.1」と「Android 1.5」の両方に対応、アドオン機能などが加わった。
台湾OpenMoko、Linux携帯電話「Neo FreeRunner」の次期版開発を打ち切りへ
オープンソースのスマートフォン「Neo FreeRunner」を製造する台湾OpenMokoは4月3日、スマートフォン次期機種の開発を打ち切ることを正式に発表した。今後は、携帯電話以外の製品開発にリソースを費やすとしている。
ウェルビーン、μITONとLinuxを同時稼働できる組み込み仮想化ソリューションの評価キット
組み込み技術のウェルビーン(本社:横浜市)は2009年4月2日、μITRONとLinuxの2つのOSを同時に動作させられる組み込み機器向け仮想化ソリューション「WB-VRT」の導入・評価キットを発売した。産業用・医療用機器のほか、情報家電など幅広い分野に対応できるという。価格は19万8000円。
Intel主導のモバイルLinux「Moblin」がLinux Foundationのプロジェクトに
Linuxを推進する非営利団体The Linux Foundationは4月2日(米国時間)、モバイル端末向けのLinuxプラットフォーム開発プロジェクト「Moblin Project」を米Intelより移管してホスティングすることを発表した。コミュニティ拡大を図り、急成長中のネットブックなどでの採用を増やす狙い。
メタバーズ、「OpenSim」を活用したコミュニケーション機能付き案内システム
メタバーズ(本社:東京都世田谷区)は2009年4月1日、オープンソースの3D仮想空間ソフト「OpenSim」を活用したコミュニケーション機能付き案内システム「3Dコミュニケーションナビ・システム」の販売を開始した。
マイクロソフトのソースコード開示プログラムで、Windows Embedded CE 6.0をPowerに移植
マイクロソフト、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン、大阪電気通信大学の3者は2009年3月30日、マイクロソフトのソースコード開示プログラムを利用して、組み込みOS「Windows Embedded CE 6.0」のカーネルを、Powerアーキテクチャに移植したと発表した。
「Android」の組み込みへの活用を目指すOESFが活動開始
米Googleが推進する携帯電話向けプラットフォーム「Android」の組み込みシステムへの活用を目指す一般社団法人「Open Embedded Software Foundation」(OESF、所在地:東京都新宿区)が2009年3月24日、設立総会を開いて活動をスタートさせた。