パーソナルメディア、マルチコア対応T-Kernel開発評価ボードを発売

 パーソナルメディア(本社:東京都品川区)は、マルチコア対応版T-Kernelである「MP T-Kernel」を実行できる開発評価用ボード「MP T-Kernel/NE1評価ボード」を、2009年6月30日から一般向けに販売する。これまで入手しにくかった、マルチコア対応組み込み向けボードを製品化した。価格は31万2900円。

「T-Kernel」が宇宙へ、人工衛星に初採用

 イーソル(本社:東京都中野区)は2009年6月5日、T-Kernelベースのソフトウェアプラットフォーム「eCROS」が超小型宇宙実験プラットフォーム「スペースワイヤ実証モジュール(SWIM)」に採用されたと発表した。SWIMを搭載した「小型実証衛星1型」は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の相乗り衛星として1月23日に打ち上げられている。人工衛星へのT-Kernel採用は初。

ぷらっとホーム、パッケージ管理機能を搭載した手のひらサイズLinuxサーバ新モデル

 ぷらっとホームは2009年5月12日、手のひらサイズの小型Linuxサーバの新モデル「OpenBlockS 600」を発売した。パフォーマンス向上のほか、独自のパッケージ管理機能「アプリケーションマネージャ」の搭載で、容易にサーバ構築ができるようにした。価格はオープンで、同社の直販「ぷらっとオンライン」での価格は5万9800円。

TOPPERSプロジェクト、組み込みコンポーネントシステム「TECS」をOSS公開

 ITRON仕様準拠のオープンソース組み込みOSの開発に取り組むNPO法人、TOPPERSプロジェクト(会長:高田広章名古屋大学教授)は、組み込みソフトを効率的に構築するソフトウェアコンポーネントシステム「TOPPERS組込みコンポーネントシステム(TECS)」を2009年5月13日からオープンソースソフトウェアとして公開する。

ウェルビーン、μITONとLinuxを同時稼働できる組み込み仮想化ソリューションの評価キット

 組み込み技術のウェルビーン(本社:横浜市)は2009年4月2日、μITRONとLinuxの2つのOSを同時に動作させられる組み込み機器向け仮想化ソリューション「WB-VRT」の導入・評価キットを発売した。産業用・医療用機器のほか、情報家電など幅広い分野に対応できるという。価格は19万8000円。