米Google、アドオン対応が新しい「Android 1.5 SDK」プレビュー版をリリース

 米Googleは4月13日(米国時間)、オープンソースのモバイル向けOS「Android」の最新のソフトウェア開発キット・プレビュー版「Android 1.5 Early Look SDK」を公開した。「Android 1.1」と「Android 1.5」の両方に対応、アドオン機能などが加わった。

 最新版は、Android Open Source Projectの開発ブランチ「Cupcake」を取り込んだ次期Android 1.5向けSDKのプレビュー版。Android 1.5は、Linuxカーネル2.6.27をベースとし、ソフトキーボード、ホームスクリーンウィジェット、ライブフォルダ、音声認識などの新機能を持つ。このほか、カメラ機能の起動時間やGPS獲得時間の短縮などの強化が図られる予定だ。

 Googleでは今回のSDKより構造を変更し、複数のバージョンのAndroidを含み、アドオンに対応した。1.5 SDKではAndroid 1.1と1.5を含んでおり、両プラットフォームをターゲットにアプリケーションを開発できる。アドオン対応により、OEMやキャリアなどが提供する拡張機能を利用するアドオンをインストール可能となった。Googleもこの機能を利用して、これまでSDKのコアに組み込んでいたGoogle Maps APIをアドオンとした。

 同SDKのWindows版、Mac OS X版、Linux(i386)版は、GoogleのAndroidプロジェクトページよりダウンロードできる。Googleは同SDKを使って新機能を試すよう呼びかけているが、Android 1.5向けAPIはまだ正式なものではなく、正式版で変更される可能性があるとも警告している。正式版は4月中にリリース予定だ。

米Google
http://www.google.com

「Android 1.5 Early Look SDK」ダウンロード
http://developer.android.com/sdk/preview/