米Sun、機能満載の「Java ME SDK 3.0」をリリース
米Sun Microsystemsは4月27日(米国時間)、Java MEアプリケーション開発ツールキット「Java Platform Micro Edition Software Development Kit 3.0(Java ME SDK 3.0)」をリリースした。サードパーティのエミュレータと「Windows Mobile」デバイスの統合が可能となった。
Java ME SDK 3.0は、「Java Wireless Toolkit 2.5.2」「Java Toolkit 1.0」の後継となるソフトウェア開発キット。デバイスエミュレーション、スタンドアロンの開発環境、Java MEアプリケーション開発ツールで構成される。CLDC(Connected Limited Device Configuration)向けのJava Wireless ToolkitとCDC(Connected Device Configuration)向けのJava Toolkitのツールを組み合わせることで、CLDC/MIDP、CDC/FP/PBP/AGUI、Blu-ray Disc Java(BD-J)技術を1つのSDKにまとめた。
エミュレーション機能を強化し、オーバー・ザ・エアー(OTA)エミュレーションに対応、プッシュレジストリ、GPS、センサーもサポートした。サードパーティのエミュレータの統合も可能。Windows Mobile向けのJavaランタイム環境を含み、Windows MobileデバイスやMicrosoftデバイスエミュレータ上に同ランライムをインストールできる。JavaFX Mobile向け「JavaFX Mobile Emulator」も含まれている。
「NetBeans Platform」をベースに、開発環境を一新した。安定性と柔軟性が強化され、モジュラーアプローチにより稼働中にアップデートが可能となるという。オンデバイス実装、オンデバイスデバッグ機能により開発プロセスを効率化するほか、「CLDC HotSpot Virtual Machine」を新たに導入、KVMの性能を改善するという。「Lightweight UI Toolkit(LWUIT)」ライブラリも内蔵した。
対応OSはWindows XP/Vista。同社Webサイトよりダウンロードできる。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com
「Java ME SDK 3.0」ダウンロード
http://java.sun.com/javame/downloads/index.jsp