NEC、Moblin向けのWiMAXドライバを提供
NECとNECアクセステクニカ(本社:静岡県掛川市)は2009年7月21日、組み込み用Linux OS「Moblin」上でモバイルWiMAXを利用できるようにするドライバソフトウェアをメーカー向けに提供開始した。カーナビやモバイル機器などのWiMAX対応製品を容易に開発できるという。
NECアクセステクニカが開発したUSB接続モバイルWiMAX通信カード用のドライバソフトを、製品やプラットフォームに合わせてカスタマイズして提供する。価格は、カスタマイズおよびカスタマイズ後の評価を含めて数百万円程度(量産時のライセンスは別途決める)。
モバイルWiMAXは今後、ネットワークに接続するさまざまな機器に採用が見込まれるため、業界に先駆けてMoblin対応ソフトウェアの提供を決めたとしている。ソースコードは一般公開しない。
7月22日〜24日に東京ビッグサイトで開催される展示会「ワイヤレスジャパン2009」で、UQコミュニケーションズのブースで同ソフトを活用したデモンストレーションを行う。両社は、モバイル機器に内蔵できる通信モジュールの製品化も検討している。
NECアクセステクニカ
http://www.necat.co.jp/