ウェルビーン、μITONとLinuxを同時稼働できる組み込み仮想化ソリューションの評価キット

 組み込み技術のウェルビーン(本社:横浜市)は2009年4月2日、μITRONとLinuxの2つのOSを同時に動作させられる組み込み機器向け仮想化ソリューション「WB-VRT」の導入・評価キットを発売した。産業用・医療用機器のほか、情報家電など幅広い分野に対応できるという。価格は19万8000円。

 「WB-VRT」は、μITRON仕様リアルタイムOS上の1タスクとしてLinuxを実行する仮想化ソフト。μITRONのリアルタイム制御向けソフトウェア資産を継承しながら、通信プロトコルやGUIライブラリといったLinuxが得意とするソフトウェア資産を活用できる。両OSから同一デバイスを制御することも可能で、それぞれのOSの特徴を生かして柔軟な開発ができる。2008年4月に発売した。

 評価キットは、アットマークテクノ(本社:札幌市)が開発したARM9ボード「Armadillo-9」と、イー・フォース(本社:東京都中央区)が開発したμITRON4.0仕様リアルタイムOS「μC3(マイクロ・シー・キューブ)」を採用した。Armadillo-9上で動作するLinuxソースコードや開発環境が付属しており、すぐに開発評価ができる。

WB-VRT
http://www.wellbean.net/service/product/list/wbvrt/index.html?prm1=top&prm2=wbvrt

ウェルビーン
http://www.wellbean.net/

アットマークテクノ
http://www.atmark-techno.com/

イー・フォース
http://www.eforce.co.jp/