オープンソースのオーディオソフトウェア「Audacity」開発チームは3月17日、最新のメジャーリリースとなる「Audacity 3.0.0」公開を発表した。ファイルフォーマットの変更が最大の変更となる。Audacity 3.0は、2012年に公開されたバージョン2に続く最新のメジャーリリース。
エフェクトのリアルタイムプレビューが加わった「Audacity 2.1」リリース
オープンソースのオーディオエディタ「Audacity」開発チームは3月29日、最新版「Audacity 2.1.0」を公開した。エフェクトのリアルタイムプレビューなどの機能が加わり、サポートするOSも拡大した。
オープンソースのDAW「Ardour 3.2」リリース、動画の音声トラック編集をサポート
マルチトラックでの音声の録音/編集をサポートするデジタルオーディオワークステーション(DAW)「Ardour」開発チームは6月13日、最新版「Ardour 3.2」をリリースした。新機能として、「数年がかりで実現した」という動画の音声トラック編集がサポートされている。
可逆圧縮オーディオコーデック「FLAC 1.3」リリース
可逆圧縮型音声ファイルコーデック「Free Lossless Audio Codec(FLAC)」の最新版「FLAC 1.3」がリリースされた。6年ぶりの最新版となり、Xiph.Org Foundationの下でのリリースとしては初となる。
MIDIに対応したオープンソースのDAW「Ardour 3.0」がリリース
Mac OS XおよびLinuxで動作するオープンソースのデジタルオーディオワークステーション(DAW)「Ardour」の開発チームは3月10日、メジャーアップデート版となる「Ardour 3.0」をリリースした。MIDIの録音/再生/編集機能が新たに搭載されるなど、多数の機能が加わっている。
マルチトラックを扱える強力な音声編集ツール「Audacity」
iPodなどの普及や、音楽作成ソフトの低価格化により、PCで音声ファイルを扱う機会は増えた。最近ではただ音楽を聴くだけではなく、スマートフォン用の着信音作成やオリジナルの楽曲作成、PodCastの作成、ボイスレコーダーでの録音したファイルの編集など、音楽ファイルを編集する機会も増えている。このような作業に向けた、音声ファイルの編集や修正、エフェクト追加などを行えるフリーソフトが「Audacity」である。
6年ぶりの安定版、フリーのオーディオ編集ツール「Audacity 2.0」リリース
3月13日、フリーのオーディオ編集録音ツール「Audacity」の最新版「Audacity 2.0」がリリースされた。6年ぶりの安定版となり、エフェクト機能の改良やトラック関連機能の改善、ユーザーインターフェイスの改良などが行われている。
Apple、iPodなどで採用されている音声可逆圧縮コーデック「Apple Lossless」をApache Licenseで公開
Appleが10月27日、同社が開発する音声可逆圧縮コーデック「Apple Lossless Audio Codec(ALAC)」のソースコードをオープンソースで公開した。Apple LosslessはiPhoneやiPod、iTunes、Mac OS Xなどで採用されている音声コーデックで、音声ファイルを劣化させずに圧縮できるのが特徴。ソースコードはApple Lossless Audio CodecプロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
音声ファイルの形式を相互変換する「fre:ac」
普段PC上で利用している音声ファイルには、一般的なMP3やWMAをはじめとして非常に多くの種類がある。だが、再生できる形式はプレイヤーソフトや携帯機器によって異なるので、聴くためには形式の変換が必要になることが多い。そこで利用したいのが、今回紹介するfre:acだ。
複数の音楽ファイルの音量調整をまとめて行える「MP3Gain」
CDからパソコンに取り込んだ音楽ファイルは、音の大きさにバラツキがあることが多い。このようなファイルを再生するときは1曲ごとにボリュームを上下させる必要があり、非常に不便だ。そこで利用したいのが音量調整ツール「MP3Gain」である。
音程を変えずに速度変更可能な音楽・語学練習用プレイヤー「BestPractice」
語学学習や楽器演奏の習得には、教材となる音声ファイルやCDをゆっくり聴きながらの反復練習が欠かせない。しかし一般的な音楽プレイヤーソフトはスロー再生や反復再生に対応しておらず使い勝手が悪い。そこで利用したいのが音楽・語学練習用プレイヤー「BestPractice」である。
スクリプト言語で音声アプリが作成できるTropo.com
ユニファイドコミュニケーション技術ベンダー、米Voxeoはオープンソースのクラウドベースのテレフォニーサービス「Tropo.com」を発表した。開発者はGroovy、JavaScriptなどの言語でテレフォニーアプリケーションを作成できるという。
音質劣化のない可逆エンコーダ「FLAC」で音楽を楽しもう
現在、オンラインでの音楽配信では主にMP3やAACといった形式が使われています。MP3やAACは音楽ファイルを元のサイズの10分の1程度にまで圧縮できますが、わずかながら音質の劣化が発生してしまいます。いっぽう、音質をまったく劣化させずにファイルサイズを小さくできる圧縮手段もあります。このような圧縮は「可逆圧縮」と呼ばれており、圧縮率は小さいものの、圧縮・展開を行っても音質が変化しないのが特徴となっています。今回紹介する「FLAC」は、このような可逆圧縮を行う音声コーデックです。
「MediaCoder」の使い方:動画/音声ファイルを変換する
MediaCoderはさまざまなファイル形式に対応する、動画/音声ファイル変換ツールです。音声コーデックとしてはMP3やVorbis、AAC、Windows Media Audio(WMA)、FLAC、RealAudioなど、動画コーデックとしてはH.264やDivX、MPEG 1/2/4、Flash Video(FLV)、RealVideo、Windows Media Video(WMV)などに対応しており、音楽ファイルやAVIやMP4、MKV、RM、ASFといったファイル形式の動画を読み込んで別の形式に変換できます。
インタビュー:音声変換ツール「えこでこツール」の開発者に聞く
SourceForge.JPでは、同サイトを利用するオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けています。今回は、音声変換ツール「えこでこツール」の開発者、cochaさんにお話をうかがいました。
動画の音声を抽出できるオーディオ変換ツール「えこでこツール」の使い方
「えこでこツール」(EcoDecoTool)は、さまざまな音声ファイルをMP3やOgg Vorbisに変換できるオープンソース(ライセンスはGPL)のツールだ。音声変換ツールは数多く存在するが、このツールの特徴は動画から音声を抽出できること。たとえば、ミュージックビデオから音声だけを抜き出して、携帯プレーヤで聞けるようにするといった用途に利用できる。しかも操作はいたって簡単。マルチメディアツールの中には難解なものが少なくないが、えこでこツールはすべての要素がコンパクトな画面に表示されるため操作に迷うようなことがない。