オランダPhusionは5月6日、Apache HTTP ServerおよびNginx用のモジュール「Phusion Passenger 4.0.1」を公開した。「mod_rails」や「mod_rack」などとも呼ばれるモジュールで、Apache HTTP ServerやnginxをRuiby on Railsアプリケーション用のWebvサーバーとして利用可能にするもの。オープンソース版は同社Webサイトからダウンロードできる。
Ruby 2.0系では初となる安定版リリース「Ruby 2.0.0-p0」が登場
Ruby開発チームは2月24日、Ruby 2.0系で最初の安定版リリースとなる「Ruby 2.0.0-p0」を公開した。Ruby誕生から20周年に合わせたリリースとなる。いくつかの新しいメソッドやリテラルが追加されたほか、性能も向上している。
まつもとゆきひろ氏、2011年度のFree Software Awardsを受賞
Free Software Foundation(FSF)は3月26日(米国時間)、「2011 Free Software Awards」を発表した。フリーソフトウェアに貢献した人物としてRubyの生みの親、「Matz」ことまつもとゆきひろ氏が個人部門を受賞した。日本人として初の同アワード受賞となる。
「高速開発モード」で開発者を支援するRuby on Rails 3.2リリース
1月20日、Ruby on Railsの最新版「Ruby on Rails 3.2」がリリースされた。新たに「Faster dev mode」(高速開発モード)が加わり、大規模アプリケーションでは速度に歴然とした差が出るという。
1.9系の最新版となるRuby 1.9.3 p0リリース
Ruby開発チームは10月31日、Ruby 1.9.3系初の正式版「Ruby 1.9.3 p0」をリリースした。Ruby 1.9系の最新版となる。1.9.3ではライセンスが変更されたほか、組み込みクラスの機能追加、新ライブラリの追加、パフォーマンスの向上などが行われている。
軽量Rubyフレームワーク「Sinatra 1.3」が登場
9月30日、軽量Rubyフレームワーク「Sinatra 1.3」が公開された。SinatraはRubyで効率よくWebアプリケーションを作成するためのフレームワーク。互換性のある拡張機能を集めた「Sinatra-Contrib」プロジェクトも同時に発表された。
C拡張サポートが実験導入された過去最大のリリース「JRuby 1.6」が公開
JRubyコミュニティは3月15日、RubyのJava実装「JRuby 1.6.0」をリリースした。Ruby 1.9.2と高いレベルの互換性を持ち、Windowsサポートも強化した。
正式版に向け安定性を強化、「MacRuby 0.9」リリース
Mac OS Xのコア技術を組み込んだRuby開発環境「MacRuby」の最新版「MacRuby 0.9」が2月25日に公開された。MacRubyはMac OS Xのコアテクノロジを利用して実装されたRuby環境で、Mac OS X固有のテクノロジをRubyから利用できる。
NetBeans 7.0ではRuby on Railsのサポートを停止する方針
NetBeans開発チーム(米Oracle出資)は1月27日、開発中の次期統合開発環境(IDE)「NetBeans 7.0」から、「Ruby on Rails」のサポートを停止する方針を発表した。機能があまり利用されていなかったこと、開発リソースの選択と集中が理由という。
Ruby on Railsを楽しく学べる無料チュートリアル「Rails for Zombies」
米Envy Labsは11月18日、「Ruby on Rails(RoR)」を初めて使う開発者向けのオンラインチュートリアル「Rails for Zombies」を公開した。Railsを使ったプログラミングをインタラクティブに学習できるという。
Apache向けRailsアプリケーション実装モジュール「Phusion Passenger 3.0」
オランダPhusionは10月18日、ApacheおよびNginx向けのRubyベースWebアプリケーション実装モジュール「Phusion Passenger 3.0」正式版を公開した。性能や安定性を強化、スタンドアロンでも利用できるようになった。
Ruby 1.9.2をターゲットにした「MacRuby 0.7」リリース
Mac OS Xのコア技術を用いたRuby実装「MacRuby」開発チームは10月1日、最新版「MacRuby 0.7」をリリースした。5カ月ぶりのバージョンアップとなる最新版では、新機能の追加よりも既存機能の統合と強化にフォーカスした。
RubyによるRuby実装「Rubinius 1.1」がリリース、性能がさらに向上
Ruby実装の「Rubinius」開発チームは9月23日、「Rubinius 1.1」をリリースした。2010年5月に公開された1.0から多数の機能追加やパフォーマンス向上が行われている。
多くの機能追加を含むRuby 1.9.2リリース
Ruby開発チームは8月18日、最新版「Ruby 1.9.2」をリリースした。1.9系の最新版となり、多くのメソッドや新たなsocket APIなどが追加されている。
多数の新機能が追加された「Ruby on Rails 2.3.7」リリース
Ruby on Rails開発者は5月24日、オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails 2.3.7」をリリースした。前日にリリースしたバージョン2.3.6のバグを修正したもの。「Rails 3.0への大きな架け橋になる」としている。
JITコンパイラにLLVMを使用するRuby互換実装「Rubinius 1.0」が登場
Ruby実装の「Rubinius」を開発するEvan Phoenix氏は5月14日、「Rubinius 1.0」を公開した。ソースコードのほか、Mac OS X 10.5と10.6向けのバイナリインストーラーも用意されている。
性能とRuby互換性がさらに強化された「JRuby 1.5」登場
JRubyコミュニティは5月12日、JavaによるRuby実装の最新版「JRuby 1.5」をリリースした。Javaライブラリとの統合、Rubyとの互換性などが強化点となる。最新版は、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Ruby向けのシンプルなWebフレームワーク「Sinatra 1.0」リリース
RubyでWebアプリケーションを作成するためのDSL(ドメイン固有言語)「Sinatra」の開発チームは3月23日、「Sinatra 1.0」を公開した。「Tilt」や「Rack」といったインターフェイスに対応、シンプルかつ柔軟性のあるフレームワークとなっている。
ソフトエイジェンシー、Rubyソースコードの暗号化ソフト「RubyEncoder」
ソフトエイジェンシー(本社:栃木県小山市)は、Rubyプログラムのソースコードを暗号化するソフトウェア「RubyEncoder」を2010年3月8日発売する。英Inovica社の製品で、Rubyスクリプトをリバースエンジニアリングから守り、知的財産を保護できるという。価格は1ライセンス3万1500円。
Rubyの添付ライブラリに脆弱性、公式サイトが修正版をリリース
プログラミング言語「Ruby」の添付ライブラリ「WEBrick」に、端末エミュレータの攻撃に悪用されるおそれのある脆弱性がみつかり、Ruby公式サイトは2010年1月10日、最新修正版「Ruby 1.8.7 patchlevel 249」「Ruby 1.9.1 patchlevel 378」を公開した。WEBrickプロセスを更新するまでは、WEBrickのログを閲覧しないよう呼びかけている。