NetBeans 7.0ではRuby on Railsのサポートを停止する方針

 NetBeans開発チーム(米Oracle出資)は1月27日、開発中の次期統合開発環境(IDE)「NetBeans 7.0」から、「Ruby on Rails」のサポートを停止する方針を発表した。機能があまり利用されていなかったこと、開発リソースの選択と集中が理由という。

 JavaのIDEであるNetBeansは、プラグインモジュールとしてRubyベースのWeb開発フレームワークRuby on Railsに対応している。NetBeans開発チームによると、Ruby on Railsのサポートに対する反応は良かったもののあまり利用されておらず、Ruby on Railsのサポート継続にリソースを注ぐことが適当であると判断するレベルではなかったという。

 開発チームはまた、NetBeansの最大の目標はJavaプラットフォームのサポートであり、バージョン7.0では「Java DE 7」と「Java Development Kit 7」のサポートにリソースを集中させる方針も説明している。

 同日より、Ruby on Railsのモジュールはバージョン7.0の開発ビルドから削除されている。開発チームは、NetBeansでRuby on Railsを利用したいユーザーは、バージョン6.9.1(またはそれ以前)を利用するよう推奨している。

 NetBeans IDE 7.0は2011年4月に正式版公開が予定されている。

米Oracle
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