プログラミング言語「Ruby」にヒープオーバーフローの脆弱性が見つかったことを受け、セキュリティ対策を施した最新修正版「Ruby 1.9.1-p376」が2009年12月7日、オフィシャルサイトで公開された。すべてのRuby 1.9.1ユーザーにアップグレードするよう推奨している。
「Nokogiri」関連のバグを修正、「Ruby on Rails 2.3.5」がリリース
オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」のコアチームは11月30日、最新版「Ruby on Rails(RoR) 2.3.5」を公開した。バグ修正のためのマイナーリリースとなり、Ruby 1.9との互換性改善などが強化点となる。
RubyのJava実装「JRuby」最新版登場、「Ruby 1.8.7」をサポート
RubyのJava実装である「JRuby」の開発チームは11月2日、最新版「JRuby 1.4.0」を公開した。「Ruby 1.8.7」をサポート、Windows向けのインストーラも搭載した。JRuby.orgのWebサイトよりダウンロードできる。
地域Ruby会議、大阪、東京、札幌で11月〜12月に開催
Rubyコミュニティ「日本Rubyの会」は2009年11月4日、「地域Ruby会議」の11月から12月の開催日程を発表した。Rubyの各地域コミュニティが主催し、日本Rubyの会が後援するプロジェクトで、11月6、7両日の「関西Ruby会議02」を皮切りに、「TokyuRuby会議01」(11月29日)、「札幌Ruby会議02」(12月5日)の各会議が開かれる。
楽天、Rubyベースの大規模分散処理基盤ソフト「ROMA」をオープンソースで公開
楽天は2009年10月24日、独自開発の大規模分散処理ソフトウェア「ROMA(Rakuten On-Memory Architecture)」をオープンソースソフトとして公開した。ソースコードはGitHub上のGitリポジトリからダウンロードできる。ライセンスはGPL3を採用した。
パフォーマンスが改善されたRubyのMicrosoft実装「IronRuby 0.9」リリース
RubyのMicrosoft実装「IronRuby」の開発チームは8月1日(米国時間)、最新版「IronRuby 0.9」を公開した。正式版に向けた大きな前進となり、今後はバグの修正とコミュニティが1.0に必要と思う機能にフォーカスするとしている。
RubyとRubyフレームワーク間のインターフェイス「Rack 1.0」リリース
Ruby向けWebサーバーインターフェイス「Rack」を開発する開発者Christian Neukirchen氏は4月25日、「Rack 1.0」をリリースした。RackプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
あくしゅ、クラウド環境のサーバ数を自動増減できるOSS「Wakame」リリース
あくしゅ(本社:東京都新宿区)は2009年4月22日、クラウド環境で必要に応じてサーバ数を自動的に増減できるソフト「Wakame」をオープンソースで公開した。急激な負荷の高まりや、キャンペーンサイト構築などで一時的にサーバ増強する場合などでも、コストを抑えることができるという。
島根県、県内のRuby活用システム開発に最大500万円を助成
島根県は、県内市町村などの公用・公益事業でRubyを利用したシステムを開発する際、500万円を限度に開発経費の半額を助成する「Ruby導入促進支援事業」を実施、2009年4月13日から募集を開始する。県内企業の競争力を強化し、Rubyを核とした産業振興を図ることが目的。
アコースティック、携帯サイト向けに画像変換するRoRプラグインをオープンソースで公開
アコースティック(本社:東京都目黒区)は2009年2月5日、Ruby on Rails用の携帯サイト向け画像変換プラグイン「ImageConverter4Rails」を、オープンソースソフトとして公開した。ライセンスにMIT/X Consortium Licenseを採用し、自由に改変して利用できる。
Rackを統合した「Ruby on Rails 2.3.0」のRC1がリリース
オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」の作者、David Heinemeier Hansson氏は2月1日、最新版「Ruby on Rails 2.3.0」のリリース候補版(RC1)を発表した。最新版はRackの統合など数多くの新機能を搭載、長期的に見て大きなアップグレードになるとしている。
Rubyアソシエーションが運営委員会を設立、エンタープライズ分野での環境整備
Rubyアソシエーション(本社:松江市)は2009年1月26日、エンタープライズ分野でRubyを使うための環境整備を目指す組織「Rubyアソシエーション運営委員会」を設立したと発表した。ネットワーク応用通信研究所(NaCl、本社:島根県松江市)など5社で構成する。
エンバカデロ、Ruby/Rails向けIDE「3rdRail 2.0」日本語版発売
エンバカデロ・テクノロジーズ(本社:東京都千代田区)は2009年1月20日、RubyおよびRuby on Railsに対応した統合開発環境(IDE)の最新バージョン「3rdRail 2.0」日本語版を発売した。Rails 2.1をサポートしたほか、プロファイルやデバッグの新機能を搭載した。定額の年間ライセンスを導入。価格は1年間1万8900円。
CTC、障害解析を含むRubyのサポートサービスを開始
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2009年1月19日、Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏らが在籍するネットワーク応用通信研究所(NaCl、本社:松江市)と協業し、「Rubyサポートサービス」を1月から提供開始したと発表した。企業システム向けに、RubyおよびRuby on Railsのサポートを行う。
Ruby最新安定版のリリース候補「Ruby 1.9.1 RC1」公開
プログラミング言語Rubyの最新安定版「Ruby 1.9.1」のリリース候補「Ruby 1.9.1 RC1」が2008年12月31日にリリースされた。72カ所のバグ修正を行ったほか、一部機能を追加した。公式サイトからダウンロードできる。
MerbがRails 3に統合、人気Rubyフレームワークが合体へ
Rubyフレームワーク「Ruby on Rails(RoR)」と「Merb」の各リード開発者は12月23日、両開発プロジェクトをマージし、MerbをRoRの次期バージョンとなる「Ruby on Rails 3」に統合させることをそれぞれのブログで発表した。Rails 3は、来年5月にベータリリースの予定という。
GameLayers、Ruby on Railsで軌道に乗る
GameLayers の Passively Multiplayer Online Game(PMOG)は、冒険あり、挑戦あり、計略ありの仮想世界へと誘う人気のオンライン・ゲームだ。このゲームが軌道に乗った理由の一つは、その堅牢なオープンソース・フレームワークにある。選ばれたのはRuby on Rails。データベースを利用しさまざまなWebサーバーやデータベースと共に動作するWebアプリケーションを開発するために作られたフレームワークだ。
Ruby on RailsのLinuxへのインストール法
Ruby on Rails(RoR)は、データベース駆動型のWebアプリケーション開発に適した操作性の高いWebフレームワークであるとして、最近その評価を高めつつある。こうしたRuby on Rails関連の既存ドキュメントは、その大半がMacintoshに関するものであり、残り少数についてもWindowsを対象としているものばかりといった感がするものの、実のところRoRはLinuxでも問題なく動作させることができるのだ。そこで本稿では、LinuxマシンへのRoRのインストール手順を主軸に据えつつ、その後の開発活動の参考となる資料についても簡単に解説することにする。
国際化対応の「Ruby on Rails 2.2」がリリース
オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」の作者、David Heinemeier Hansson氏は11月21日(米国時間)、最新版「Ruby on Rails 2.2」のリリースを発表した。国際化への対応を強化、英語以外の言語でのWebアプリケーションを容易に開発できるという。
福岡県の「フクオカRuby大賞」募集開始
福岡県は、Rubyの普及促進を目指す「フクオカRuby大賞」(同実行委員会、福岡県主催)を創設、2008年11月10日からRubyの活用事例の募集を開始した。県内外から広く募り、優れたものを表彰する。電子メールまたは郵送で受け付け、応募料は無料。締め切りは12月26日午後5時(必着)。