米Oracle、RubyやPHP向けのホスティングサービスを提供するEngine Yardに出資

 米Oracleは11月13日(米国時間)、Rubyなどの開発プラットフォームをクラウド経由で提供する米Engine Yardに戦略的投資を行うことを発表した。Engine Yardは2006年創業の非公開企業で、Ruby on Railsの開発支援からスタート、現在ではRubyやPHP、Node.jsなどをサポートするクラウド(Platform as a Service)型のアプリケーション実行環境開発を提供している。

ASF傘下となったOpenOffice Incubator Projectでは何が起こった? 開発者に聞く:Apache OpenOffice編

 5月8日にリリースされたApache OpenOffice 3.4は、プロジェクトがApache Software Foundation(ASF)傘下となって初めての成果物だ。プロジェクトがASF傘下になり、そして初の成果物をリリースするまでに、プロジェクト内では何が起こっていたのだろうか。Apache OpenOfficeのメンターであるRoss Gardler氏に、プロジェクトのこれまでと今後について話を聞いた。

Oracle対GoogleのJava/Android訴訟、Googleの特許侵害は認められず

 米Oracleと米Googleの「Android」を巡る知的所有権侵害訴訟で審理にあたっていた陪審員団は5月23日、北カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所にて、GoogleはJavaの特許を侵害していないとする評決を下した。Googleは完全勝利として勝利宣言を行ったが、Oracleは「Javaの『一度書けばどこでも動く』の原則を守るために擁護を続けるつもりだ」と述べ、上訴を示唆した。

Androidにおける知的所有権侵害が認められる――Oracle対GoogleのJava訴訟

 「AndroidがJavaの知的所有権を侵害している」という米Oracleの主張を受けて始まったOracle対Googleの係争で、北カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所の陪審員は5月7日(米国時間)、AndroidがJavaの著作権を侵害しているとする一部評決を下した。だがGoogleが主張するフェアユースについては意見が分かれたままとなったようだ。

米Oracle、OpenOffice.orgをApache Software Foudationに寄贈すると発表

 米Oracleは6月1日(米国時間)、オープンソースのオフィススイートOpenOffice.orgを非営利団体Apache Software Foundation(ASF)に寄贈する計画を発表した。米IBMも賛同を寄せている。一方、OpenOffice.orgのフォーク「LibreOffice」を開発するチームは、歓迎するとしながらも、「チャンスを逃した」と記している。

米Oracle、「Hudson」をEclipse Foundation下のプロジェクトとすることを提案

 米Oracleは5月4日(米国時間)、オープンソースの継続的インテグレーションツール「Hudson」プロジェクトについて、非営利団体Eclipse Foundationのプロジェクトとすることを提案したと発表した。これに対し、商標などでOracleと合意できずにフォークを立ち上げたHudson創始者は失望を露にしている。

米・独の規制当局が米Microsoftら4社による米Novellの特許取得にゴーサイン、だが条件は変更

 米司法省(DOJ)は4月20日(米国時間)、米Novellの特許取得を目的に結成されたコンソシアムCPTN Holdingsに対し取引を承認するとともに、DOJの懸念を受けてCPTNが取引条件を変更したことを明らかにした。同日、ドイツの規制当局Bundeskartellamt(Federal Cartel Office:FCO)も取引にゴーサインを出したことを発表した。

米Novellが所有していた特許の買収問題、買収条件が変更されるもOSIは引き続き懸念を表明

 オープンソース推進団体のOpen Source Initiative(OSI)は4月7日、米Novellの特許を取得するCPTN Holdingsについて最新情報を公開した。CPTNはOSIなどが主張する「オープンソースに与える影響」に関する懸念を受けて取引条件を変更したが、OSIはこの変更に対し「一部は評価するもの引き続き警戒している」という見解を示している。

商標で米Oracleと合意できなかったHudsonコミュニティ、「Jenkins」への名称変更を含めた今後の計画を提案

 継続的インテグレーション(CI)のためのビルド自動化ツール「Hudson」開発コミュニティの開発者Andrew Bayer氏は1月11日、「Hudsonの将来」というブログ記事で、新名称「Jenkins」への変更を含め、プロジェクトの今後について提案した。Hudsonの商標保有を主張する米Oracleとの話し合いを持った結果、と説明している。