米Oracleは米国時間12月22日、デスクトップ向け仮想化ソフトの最新版「Oracle VM VirtualBox 4.0」を公開した。多くの新機能が追加されたメジャーアップデートとなり、ライセンスとパッケージ内容も変更されている。
米Novellの882件の特許、売却先はMicrosoftやApple、Oracle、EMC
米Novellの買収により売却される882件の特許について、売却先となる企業が明らかになった。Novellは11月22日、Attachmateによって買収されることを発表、取引の一部として自社特許882件を「CPTN Holdings」に4億5000万ドルで売却するとしていた。
米Oracleが「MySQL 5.5」GA版リリース、Webアプリ向けデータベースという位置付け
米Oracleは12月15日(米国時間)、オープンソースのデータベースシステム「MySQL 5.5」を正式リリースした。Oracleの下での初の安定版リリースとなる。プロプライエタリのデータベースシステムを主力製品として持つOracleは、MySQLをWebアプリケーション向けとして位置付けていく戦略をとる。
米Oracleが商用版の「Oracle Open Office」とWebアプリ「Oracle Cloud Office」を発表
米Oracleは12月15日(米国時間)、オープンソースの生産性スイート「OpenOffice.org」をベースとした商用版「Oracle Open Office 3.3」を発表した。同時にWebアプリケーション版となる「Oracle Cloud Office 1.0」も発表、モバイル端末などを利用してWeb経由でのアクセスやコラボレーションが可能となった。
Apache Software Foundation、約束どおりJCP ECを脱会
Apache Software Foundation(ASF)は12月9日、Java SE/EEエグゼクティブ・コミッティ(EC)を脱会したことを発表した。先に行われたECによる投票で、Java 7とJava 8の仕様が承認されたことを受けてのもの。長年ECを務めてきたASFがいなくなることで、JCPの信頼性が損なわれる可能性がある。
米Oracle、Hudsonコミュニティと衝突。Hudsonの商標保有を主張するも事実なし?
Sun Microsystemsの下で進められていたオープンソースプロジェクト「Hudson」のコミュニティが、新しい所有者である米Oracleと衝突している。HudsonはOracleのホスティングサイト「java.net」からGitHubへの移行を進めているが、それに対しOracleはHudsonの商標保有を主張。しかし、実際はOracleは商標を保有していない可能性があることが報じられている。
米Oracle、約束どおり「Solaris 11 Express」をリリース
米Oracleは11月15日(米国時間)、「Solaris 11 Express 2010.11」を公開した。「Oracle Solaris」の次期版「Solaris 11」のプレビュー版となるもので、同社が8月にオープンソースプロジェクト「OpenSolaris」の方針変更の際に年内公開を約束していた開発者向けのリリースとなる。
ASF、米OracleのTCKポリシーに不満を表明――「JCP EC脱会もありえる」
非営利団体Apache Software Foundation(ASF)は11月9日、米OracleのJavaポリシーに反対する声明文を発表した。OracleはJava Specification Participation Agreement(JSPA)で果たすべき任務を怠っているしているとし、JCPのエグゼクティブ・コミッティ(EC)脱退も辞さないとしている。
OpenOffice.orgコミュニティ、Oracleから独立。名称も「LibreOffice」に
OpenOffice.orgの開発コミュニティは9月28日、10年間に渡って同プロジェクトを支援してきたOracle(旧Sun Microsystems)から離れ、新たに独立組織「The Document Foundation」を立ち上げると発表した。同組織の下、OpenOffice.orgは新たに「LibreOffice」という名称で開発やリリースが続けられる。
米NetAppとOracleとの特許訴訟が終了、訴訟取り下げで合意
米NetAppは9月9日(米国時間)、ファイルシステム「ZFS」などに含まれる技術を巡る米Sun Microsystemsとの特許訴訟が終了したことを発表した。Sunを買収した米Oracleとの間で、訴訟取り下げで合意したという。
FSF、米OracleのAndroid訴訟についてOracleを攻撃
フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は9月8日、米Oracleが「Android」はJavaの特許を侵害しているとして米Googleを提訴したことについての見解を発表した。Oracleの態度を非難して「Googleは戦うべき」としつつ、Googleの姿勢にも不満を見せている。
glibc、正式にフリーソフトウェアに
米Sun Microsystems(米Oracle)が1980年代に開発したリモートプロシージャコール(RPC)実装である「Sun RPC」のライセンスが変更されたことで、Sun RPCのコードを利用するglibcが晴れてフリーソフトウェアとなった。元Sunの最高オープンソース責任者のSimon Phipps氏(現在、Open Source Initiativeのディレクター)や米Red Hatの開発者が8月26日に明かした。
OpenSolarisプロジェクト、Oracleの意向により終了へ
OpenSolarisコミュニティメンバーは8月13日、米OracleによるOpenSolarisプロジェクトの決断を知らせる社内電子メールを公開した。OpenSolarisコミュニティによる開発活動は事実上停止となるが、開発者向けエディションとして「Solaris 11 Express」を用意する模様だ。
Oracle名義では初となるメジャーリリース「Oracle VM VirtualBox 3.2」登場
米Oracleは5月18日、仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 3.2」をリリースした。Oracleが米Sun Microsystemsを買収して以来初のメジャーリリースとなり、Oracleのブランドを冠して登場した。多数の新機能や機能強化が図られている。
米OracleがMySQL Cluster 7.1をリリース、次期MySQLの新機能詳細なども公開
米Oracleは4月13日(米国時間)、米O’Reilly Media主催の「MySQL Conference&Expo」にて「MySQL Cluster 7.1」のリリースを発表、一般提供(GA)版の公開を開始した。また、MySQLへのコミットを再度強調するとともに、現在開発中である「MySQL 5.5」の計画も発表された。
米Oracle、「OpenSolaris」を継続すると約束
米Oracleによる米Sun Microsystemsの買収完了後、Sunのオープンソースプロジェクト「OpenSolaris」の将来がコミュニティから心配されていたが、Oracle代表者は2月26日のミーティングでOpenSolarisの提供を継続することを約束した。
Oracle買収によりGNOME Accesibilityプロジェクトが危機?
米Oracleによる米Sun Microsystems買収に伴い、Sunのアクセシビリティプログラム担当者が解雇されたことがGNOME Accessinilityプロジェクトの関係者間で波紋を呼んでいるようだ。2月8日、ある技術者がブログにてOracle宛に公開書簡を発表、Oracleの決断に抗議した。
Project Kenai、Oracle買収により公開ドメインを閉鎖
米Oracleに買収された米Sun MicrosystemsのProject Kenaiは1月27日、公開ドメインをフェイズアウトすると発表した。具体的な閉鎖時期などはまだ未定。今後、Oracle社内でプロジェクトの可能性を探るようだ。
米Red Hat、「JCPをオープンに」とOracleに呼びかけ
「Sunは自社の商用メリットのために、Javaの可能性を制限しつつあった」——米Sun Microsystemsを買収する米Oracleに対し、米Red Hatのミドルウェア部門担当副社長Craig Muzilla氏は、買収を機に「Java Community Process(JCP)をオープンに」と呼びかけている。
米OracleがSun買収を完了、OpenOffice.orgは独立事業部に
米Oracleは1月27日(米国時間)、米Sun Microsystemsの買収を完了したことを発表した。同日開かれたイベントでは、Sun製品・技術の統合計画が発表された。