米Oracleが「MySQL 5.5」GA版リリース、Webアプリ向けデータベースという位置付け

 米Oracleは12月15日(米国時間)、オープンソースのデータベースシステム「MySQL 5.5」を正式リリースした。Oracleの下での初の安定版リリースとなる。プロプライエタリのデータベースシステムを主力製品として持つOracleは、MySQLをWebアプリケーション向けとして位置付けていく戦略をとる。

米Oracleが商用版の「Oracle Open Office」とWebアプリ「Oracle Cloud Office」を発表

 米Oracleは12月15日(米国時間)、オープンソースの生産性スイート「OpenOffice.org」をベースとした商用版「Oracle Open Office 3.3」を発表した。同時にWebアプリケーション版となる「Oracle Cloud Office 1.0」も発表、モバイル端末などを利用してWeb経由でのアクセスやコラボレーションが可能となった。

米Oracle、Hudsonコミュニティと衝突。Hudsonの商標保有を主張するも事実なし?

 Sun Microsystemsの下で進められていたオープンソースプロジェクト「Hudson」のコミュニティが、新しい所有者である米Oracleと衝突している。HudsonはOracleのホスティングサイト「java.net」からGitHubへの移行を進めているが、それに対しOracleはHudsonの商標保有を主張。しかし、実際はOracleは商標を保有していない可能性があることが報じられている。

glibc、正式にフリーソフトウェアに

 米Sun Microsystems(米Oracle)が1980年代に開発したリモートプロシージャコール(RPC)実装である「Sun RPC」のライセンスが変更されたことで、Sun RPCのコードを利用するglibcが晴れてフリーソフトウェアとなった。元Sunの最高オープンソース責任者のSimon Phipps氏(現在、Open Source Initiativeのディレクター)や米Red Hatの開発者が8月26日に明かした。