GNOME開発チームは9月25日、デスクトップ環境GNOMEの最新版「GNOME 3.10」を公開した。現在開発が進んでいる新ディスプレイサーバー「Wayland」の実験的サポートのほか、ソフトウェア関連やユーザーインターフェイスなどに多数の新機能が加わっている。
米Red Hat、仮想化インフラ管理ツール「oVirt 3.3」公開
米Red Hatは9月24日(米国時間)、オープンソースの仮想化インフラストラクチャ管理ツール最新版「oVirt 3.3」の一般提供(GA)を発表した。本バージョンではKVMやXenといった従来サポートされていた仮想化技術に加え、OpenStackやGlusterといった仮想化技術/クラウドインフラストラクチャ技術のサポートも追加されている。
細かい機能強化が加えられた「Calibre 1.4」リリース
電子書籍管理ソフトウェア「Calibre」プロジェクトは9月20日、「Calibre 1.4」を公開した。8月に正式版を公開して以来4回目のアップデートとなる。
米Valve、Linuxベースのゲーム/マルチメディア向けOS「SteamOS」を発表
ゲーム企業の米Valveが9月23日、LinuxベースのOS「SteamOS」を発表した。同社の提供するゲーム配信サービス「Steam」に対応したOSで、ゲームだけでなく映画やTV番組、音楽などのコンテンツ配信にも対応するリビング向けのOSとなるという。
Linuxベースの多機能ネットワークゲートウェイシステム「Untangle 10.0」リリース
米Untangleは9月18日(米国時間)、Linuxベースのネットワークゲートウェイ「Untangle 10.0」を発表した。無料版(Lite版)とサブスクリプション形式の有料版(Standard版とPremium版)があり、同社Webサイトよりダウンロードできる。
Linuxカーネル開発でのSamsungやGoogleの貢献増、Linuxカーネル開発の実態を報告する年次レポートを公開
Linuxを推進する非営利団体The Linux Foundationは9月16日(米国時間)、Linuxカーネル開発に関わる開発者数や貢献企業などをまとめた年次報告書を発表した。Linuxカーネル開発への貢献は増えているが、中でもLinaro、韓国Samsung、米Googleなどモバイル関連の貢献が増えたという。
メインメモリを1GBに増量、ARM搭載の小型サーバー「OpenBlocks A7」
ぷらっとホームは9月12日、小型Linuxサーバー「OpenBlocks」シリーズの新モデル「OpenBlocks A7」を発表した。メインメモリが1GBとなり、Flash ROMも256MBに増量されている。
インディーゲームバンドル「Humble Indie Bundle 9」登場、Mark of the Ninja、FEZなど6タイトルが揃う
米Humble Bundleは9月11日、WindowsおよびMac OS X、Linuxに対応するクロスプラットフォームのゲーム集「The Humble Indie Bundle 9」をリリースした。6タイトルをバンドルし、このうち3本はLinux初登場となる。
ソースコードからのLinux構築を支援する「Linux From Scratch 7.4」がリリース
Linux From Scratch(LFS)コミュニティのBruce Dubbs氏は9月8日、最新のメジャーリリースとなる「Linux From Scratch 7.4」をリリースした。Linux From Scratch(LFS)はLinuxシステムをソースコードから構築することを支援するためのプロジェクト。
Linuxカーネル3.11リリース、安全な一時ファイルを作成するフラグや細かな新機能追加が行われる
Linus Torvalds氏は9月2日、Linuxカーネル3.11を発表した。安全な一時ファイルを作成できる「O_TEMPFILE」フラグの導入やNFS 4.2のサポート、swapページを圧縮して格納する「Zswap」といった新機能の追加などが行われている。
ディスク/パーティション操作ツール集「Parted Magic 2013_08_01」リリース
ディスクのメンテナンスやパーティション操作に特化した1CD Linux「Parted Magic」の開発チームは8月1日、最新版「Parted Magic 2013_08_01」を公開した。古くからの問題にフォーカスし、これまでで最も検証されたバージョンという。
フリーのAnroidディストリビューション「Replicant Project」、寄付キャンペーン開始
フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundation(FSF)とReplicant Projectは7月26日、Replicantが進めているフリーのAndroidディストリビューション開発プロジェクトの資金調達をFSFが代行することを発表した。FSFのWebサイト上でReplicantプロジェクトへの寄付を受け付けている。
「Wine 1.6」リリース、Mac OS X版ではX11が不要に
Wine HQ開発者は7月18日、最新安定版の「Wine 1.6」を公開した。WineはWindowsアプリケーションをLinuxなど他プラットフォームで実行するためのWindows API実装。Wine 1.6ではMac OS Xドライバーや.NETアプリケーションサポートのための「Mono」ランタイムなどが特徴となる。
メーリングリストでの発言は怒鳴らず、丁寧にすべきか? Linus Torvalds氏は議論を一蹴
Linuxカーネル開発メーリングリスト(LKML)上で、開発とは直接関係のない議論が起こった。Linuxカーネルを開発し現在もメンテナを務めるLinus Torvalds氏に対し、ある開発者がメーリングリスト上での態度を改めるよう要求したのだ。しかし、Torvalds氏は「メールではもっと正直でもっとオープンにすべき」とし、改善する必要はないとこれを一蹴した。
カラーマネジメント機能が加わった「Wayland 1.2」リリース
X Window Systemの代替を目指すディスプレイサーバー「Wayland」開発チームは7月12日、最新安定版「Wayland 1.2.0」とそのリファレンス実装「Weston 1.2.0」を公開した。カラーマネジメントやサーバーAPIの安定などが特徴となる。
Linux Foundationが「100 Linux Tutorials Video Campaign」を開始、Linux学習ビデオの投稿を募集中
Linuxを推進する非営利団体The Linux Foundationが、Linuxについてのナレッジベース構築のためのキャンペーン「100 Linux Video Tutorials」を展開している。Linux開発者や専門家からチュートリアルビデオを募るもので、Linuxの学習を始めたばかりの人に自分の知識を共有してほしいと呼びかけている。
英Canonicalが開発中のモバイルOS「Ubuntu Touch」、Androidの事前ブートなしに利用可能に
英Canonicalの開発者は7月3日、同社が開発するモバイルOS「Ubuntu Touch」での進展として、直接のブートが可能になったことを発表した。従来はAndroidを起動したのちにchrootを使ってUbuntu Touchを起動するという手順だったが、この作業が不要になる。
Fedora 19リリース、MariaDBやPHP 5.5、Ruby 2.0、Node.jsの採用など変更点多数
The Fedora Projectは7月2日、「Fedora 19」(開発コード「Schrödinger’s Cat」)をリリースした。デフォルトのデータベースがMySQLからMariaDBに変更されたほか、開発関連ではNode.jsやRuby 2.0、PHP 5.5がデフォルトで利用できるようになるなど、多数の機能が加わっている。
新たなSSDキャッシュ「bcache」を実験的に導入、Linuxカーネル3.10が登場
Linus Torvaldsは6月30日、「Linuxカーネル3.10」を発表した。SSD向けのキャッシュ機構「bcache」が新たにサポートされたほか、マルチタスクやBtrfsの強化など多くの機能強化・改善が行われている。
RAW現像ソフト「Darkable 1.2.2」リリース
オープンソースの写真ワークフローアプリケーション「Darkable」開発チームは6月28日、最新版となる「Darkable 1.2.2」を公開した。LinuxおよびMac OS Xで動作するRAW現像および画像編集ツールで、GPUを利用したアクセラレーション機能なども備える。