RAW現像ソフト「Darkable 1.2.2」リリース

 オープンソースの写真ワークフローアプリケーション「Darkable」開発チームは6月28日、最新版となる「Darkable 1.2.2」を公開した。LinuxおよびMac OS Xで動作するRAW現像および画像編集ツールで、GPUを利用したアクセラレーション機能なども備える。

 Darkableはオープンソースの写真ワークフローソフトウェア。RAW現像、非破壊編集、ICCプロファイル内蔵、OpenCLによるGPUアクセラレーションなどといった特徴を持つ。jpg、cr2、hdr、pfmといった主要なファイルフォーマットをサポートし、編集後のデータはファイルに出力するだけでなく、PicasaやFlickrなどのネットサービスへのアップロードやメールへの添付なども可能。ライセンスはGPLv3。

 1.2.2は4月に公開された1.2系の最新版となり、主としてハードウェアサポートの改善を中心としたリリースとなる。「Canon EOS 700D」や「Nikon Coolpix P330」の両カメラをサポートした。「Canon 700D」、「Canon 100D」、「Sony NEX-7」ではカラーマトリックスを強化し、「Canon EOS-M」、「Olympus E-600」、「Olympus E-620」、「Samsung WB2000」、「Sony A99v」、「Panasonic DMC-G10」、「Nikon D60」のノイズプロファイルサポートを追加した。

 DarkableのソースコードおよびバイナリはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Darkable
http://www.darktable.org/