細かい機能強化が加えられた「Calibre 1.4」リリース
電子書籍管理ソフトウェア「Calibre」プロジェクトは9月20日、「Calibre 1.4」を公開した。8月に正式版を公開して以来4回目のアップデートとなる。
CalibreはPythonおよびCで実装された電子書籍管理ソフトウェア。対応する電子書籍フォーマットはEPUB、FB2、LIT、MOBI、PDF、PDB、RTF、TCR、TXTZなどで、ライブラリの管理や電子書籍の閲覧、電子書籍リーダーとの同期といった機能に加え、電子書籍ファイル形式の変換機能も備えている。Webにあるニュース記事をダウンロードして電子書籍ファイルに変換する機能や、オンラインアクセス用のコンテンツサーバー機能なども備える。WindowsおよびMac OS X、Linuxに対応し、EPUB対応モバイル端末との連携も行える。ライセンスはGPLv3。
Calibre 1.4では一つの列に複数のアイコンを並べて表示できる「カラムアイコンルール」機能が実装された。ルール作成時に複数のアイコンを指定するか、設定画面よりルック&フィールを選択しルールを設定することで実現できるという。
また、EPUB/AZW3形式での出力が改善されたほか、DOCX形式ファイルからの変換時にラスター画像に使われるEMFイメージの組み込みをサポートした。カナダKoboの電子書籍リーダ「Kobo」向けドライバも改良されるなど、細かい機能強化やバグ修正も行われている。
Calibre 1.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Calibreプロジェクト
http://calibre-ebook.com/