フリー/オープンソースプロジェクトを支援する非営利団体Software Freedom Conservancy(SFC)は10月19日(米国時間)、米VizioをGPLの基本的要件を満たしていないとして提訴したことを発表した。消費者の権利を保護することを目的とし、損害賠償金額の要求はしない。
Oracle対GoogleのJava/Android訴訟、Googleの特許侵害は認められず
米Oracleと米Googleの「Android」を巡る知的所有権侵害訴訟で審理にあたっていた陪審員団は5月23日、北カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所にて、GoogleはJavaの特許を侵害していないとする評決を下した。Googleは完全勝利として勝利宣言を行ったが、Oracleは「Javaの『一度書けばどこでも動く』の原則を守るために擁護を続けるつもりだ」と述べ、上訴を示唆した。
FSF欧州とgpl-violationのWelte氏、ドイツ企業のファームウェア改変禁止はGPL違反とコメント
非営利団体Free Software Foundation Europe(FSFE)は6月20日(ドイツ時間)、ドイツ企業間のGPL訴訟に関する意見書を発表した。Linuxを含むファームウェアの改変を禁じるDSLルーター企業側の行為に対し、「フリーソフトウェアの主義への攻撃」と主張している。
米GoogleがLinux特許訴訟で敗訴
米GoogleのサーバーでのLinux利用は自社特許を侵害しているとして訴えていた米Bedrock Computer Technologiesに対し、テキサス州東部地区連邦地方裁判所が4月15日、Bedrockの訴えを認める陪審員評決を発表していたことがわかった。BedrockはGoogle以外の企業も提訴しており、今後が注目される。
米NetAppとOracleとの特許訴訟が終了、訴訟取り下げで合意
米NetAppは9月9日(米国時間)、ファイルシステム「ZFS」などに含まれる技術を巡る米Sun Microsystemsとの特許訴訟が終了したことを発表した。Sunを買収した米Oracleとの間で、訴訟取り下げで合意したという。
MS共同創業者のポール・アレン氏、米Google、米Appleなど11社に対し特許侵害訴訟を起こす
米Interval Licensingは8月27日(米国時間)、米Apple、米Google、米Facebookなど11社を相手取り特許侵害訴訟を起こしたことを明らかにした。同社は米Microsoftの共同創業者であるPaul Allen氏が設立した企業で、インターネット検索や電子コマースの運用で利用される基本的なWeb技術に関する自社特許4件を侵害していると主張している。
Bilski事件:米最高裁、Bilski氏の特許は拒否するも、ビジネス方法の特許に可能性残す
米最高裁判所は6月28日(米国時間)、ビジネス方法の特許化に関する訴訟「Bilski事件」の判決を下した。原告のBilski氏の特許出願は無効としたが、特許対象についてはあいまいさを残したものとなった。
FSFがソフトウェア特許に反対するドキュメンタリー映画「Patent Absurdity」を公開
フリーソフトウェアを支援する非営利団体であるFree Software Foundation(FSF)は4月19日(米国時間)、ソフトウェア特許問題についてのドキュメンタリー「Patent Absurdity」(特許とその不条理さ)を公開した。米国で起きたビジネスモデル特許に関する裁判「Bliski事件」を中心にソフトウェア特許反対者と支持者の両方の意見を収録した映画で、専用Webサイトで視聴できる。
米Red Bend、「Chrome」の更新ファイル圧縮技術は特許侵害として米Googleを提訴
モバイルソフトウェア管理技術を提供する米Red Bend Softwareは10月26日(米国時間)、マサチューセッツ州地方裁判所に米Googleを相手取った特許訴訟の書類を提出した。GoogleがWebブラウザ「Chrome」に加えた更新圧縮技術は自社特許を侵害している、と主張している。
フリー/オープンソースの法律ジャーナルが初創刊
フリー/オープンソースソフトウェアの法律面での問題にフォーカスした法律ジャーナル「International Free and Open Source Software Law Review(IFOSSLR)」が7月13日に創刊された。印刷物とオンラインで入手でき、複製も可能。第1号を同団体のWebサイトで閲覧できる。
米陪審、特許侵害訴訟でMicrosoftに2億ドルの支払い命令
米テキサス州東部地区連邦地方裁判所は5月20日(米国時間)、米Microsoftに対し、カナダi4iの特許技術を侵害しているとして、2億ドルの支払いを命じた。「Word 2007」のテンプレートに利用されるカスタムXMLタギングは、i4iのドキュメントフォーマットシステム関連特許を侵害しているという。
FSFとCisco、GPL違反訴訟で和解
フリーソフトウェアを支援するFree Software Foundation(FSF)は5月20日(米国時間)、米Cisco Systemsを相手取って起こしていた著作権訴訟で両者が和解に至ったことを発表した。Ciscoは今後、フリーソフトウェア担当者を設け、GNU Lesser General Public License(GPL)などのライセンスへの順守を徹底する。
FSF、RIAAファイル共有訴訟で「フリーソフトウェア運動に反する」とRIAAを非難
全米レコード協会(RIAA)による個人ユーザーを相手取った訴訟で、フリーソフトウェアを推進する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)が、個人ユーザーを弁護する意見書を提出した。FSFでは、「RIAAの行為はフリーソフトウェア運動にとって有害」とその理由を説明している。
米Microsoft対TomTom、TomTom支払いで特許訴訟和解へ
米MicrosoftとオランダTomTomは3月30日(米国時間)、2者間で起きていた2件の特許侵害訴訟について、和解条件に合意したことを発表した。TomTomはMicrosoftに支払うが、Microsoftには支払い義務がない。
Linux FoundationのZemlin氏、Microsoft対TomTomの特許訴訟にコメント
Linuxを支援する非営利団体、The Linux Foundationのエクゼクティブディレクタ、Jim Zemlin氏は2月26日、同団体の公式ブログにて米MicrosoftがオランダのPNDメーカーTomTomを特許侵害で提訴した件についてのコメントを発表した。もしこの特許訴訟がLinuxに向けられたものなら、Linuxエコシステムには弁護するリソースがあると述べている。
米Apple、Google、Microsoft、アイコンソフトウェア特許で提訴される
ネットワークベンダーの米Cygnus Systemsが米Apple、米Google、米Microsoftの3社を相手取り、特許侵害で訴えている。3社はファイルプレビュー機能で自社特許を侵害したという。
FSF、GPL違反で米Ciscoを提訴
フリーソフトウェア支援団体のFree Software Foundation(FSF)は12月11日(米国時間)、自分たちに属する著作権を侵害したとして米Cisco Systemsを提訴したことを明らかにした。Ciscoは無線ルーターブランド「Linksys」で、GNU General Public License(GPL)などのライセンスを遵守していないと主張している。