米陪審、特許侵害訴訟でMicrosoftに2億ドルの支払い命令
米テキサス州東部地区連邦地方裁判所は5月20日(米国時間)、米Microsoftに対し、カナダi4iの特許技術を侵害しているとして、2億ドルの支払いを命じた。「Word 2007」のテンプレートに利用されるカスタムXMLタギングは、i4iのドキュメントフォーマットシステム関連特許を侵害しているという。
i4iはカナダのソフトウェア企業で、2007年3月、自社が1998年に取得した米国特許(特許番号5787499)を侵害しているとして、Microsoftを提訴していた。Word 2007、「Word 2003」「.NET Framework」など複数の製品で、ドキュメントアーキテクチャとコンテンツを処理するソフトウェア設計に関する自社特許の侵害が見られると主張していた。
5月20日、陪審はi4iの主張を認め、Microsoftに対し2億ドルの支払いを命じた。これに対し、Microsoftは上訴する方針を明らかにしている。
カナダi4i
http://www.i4i.com/
米Microsoft
http://www.microsoft.com/