米Red Bend、「Chrome」の更新ファイル圧縮技術は特許侵害として米Googleを提訴

 モバイルソフトウェア管理技術を提供する米Red Bend Softwareは10月26日(米国時間)、マサチューセッツ州地方裁判所に米Googleを相手取った特許訴訟の書類を提出した。GoogleがWebブラウザ「Chrome」に加えた更新圧縮技術は自社特許を侵害している、と主張している。

 争点となっているのは、Googleが今年7月に明らかにした圧縮アルゴリズムの「Courgette」。GoogleはChromeの更新をユーザーに配信する際に同アルゴリズムを利用している。発表当時、Courgetteにより、高速かつ効果的にユーザーに最新機能を提供できるとGoogleは説明していた。

 Red Bendによると、この圧縮アルゴリズムは、自社が2003年に取得した特許(特許番号:6546552)を侵害しているという。Googleは今年9月7日より同特許の存在を知っていたとして、損害賠償を求めている。Red Bendは同特許を無線経由でのファームウェアの配信などに用いている。

米Red Bend Software
http://www.redbend.com/