日本IBM、Web 2.0テクノロジーをビジネスに応用するためのLotus新製品2種

 日本IBM(大歳卓麻社長)は7月31日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)対応の企業向けソフトウェア「IBM Lotus Connections」(Lotus Connections)と、コンテンツ共有ソフトウェア「IBM Lotus Quickr(クイッカー)」(Lotus Quickr)の2製品を発表した。日本語版の出荷開始日は「Lotus Connections」が8月31日、「Lotus Quickr」が8月22日を予定している。

 「Lotus Connections」は、企業内外のネットワークを通じた情報収集/交換の効率化や、業務やプロジェクトに同様の関心を持つ社員同士をつなぐ環境の構築を支援するツール。関係者同士が情報共有や知識の継承を行うことで、個人の知識を企業内外の集合知として活用できるようになる。

 主な機能には、名刺代わりのページ「プロフィール」、構成メンバー一覧のタグ表示やブックマーク共有が可能な「コミュニティ」、公開・非公開の承認プロセス設定や詳細なアクセス権設定が可能な個人およびチームの「ブログ」、共有ブックマークサービスの「ドッグイア」、特定の目的を共有する人々の間でドキュメントやファイルを束ねて、成果を共有するためのツール「アクティビティー」などがある。

 「Lotus Connections」の税別使用料金は、社内ユーザー向け5コンポーネントが1万5800円、同プロフィールのみが7900円、同アクティビティーのみが7900円、社外ユーザー向け機種別サーバー単位課金が643万5000円。

 「Lotus Quickr」は、社内外のチームでの効率的な協同作業を支援するコンテンツ共有ツール。「Lotus Quickr」サーバー上に「共有文書管理プレイス」構築することで、ブログやWikiを使って情報共有や業務の進捗管理を行える。

 また、ブラウザやIBM Lotus Domino、Microsoft Office、Windowsのエクスプローラなど操作中のアプリケーションと、「Lotus Quickr」に搭載のコネクターがシームレスに連携する。アプリケーション側のファイル保存先に「共有文書管理プレイス」を設定したり、メールの添付ファイルを「共有文書管理プレイス」に格納されたファイルへのリンクに設定することが可能になる。

 「Lotus Quickr」の税別使用料金は、社内ユーザー向け(ユーザー単位)が1万100円、社外ユーザー向け(機種別サーバー単位課金=VU単位)が429万円。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/

提供:BCN