ウィンドウ分割で複数のGNOMEターミナルを表示するユーティリティー、Terminator

 ある意味で、デスクトップの登場はコマンドラインにとって最良の出来事だった。グラフィカルな環境で動作することになった仮想ターミナルは、今では、タブ方式からフォント・背景色・前景色の簡易な変更に至るまで、ありとあらゆる種類の機能で満艦飾だ。いずれも、質素なシェルにはなかったものだ。おそらくは、そうして得られた威力と利便性の故だろう、あらゆるアプリケーションのインタフェースが(どれほど不適切であっても)グラフィカルにされてしまう今日でさえ、仮想ターミナルのための有用なユーティリティーが書かれている。1つのウィンドウでGNOMEターミナルの複数のインスタンスを表示するという、ただそれだけのために作られたプログラム Terminator は、まさにその一例である。

EvolutionをGoogleのPIMアプリと同期させる方法

 私はGoogle、特にPIMアプリの大の愛好家なのだが、デスクトップに統合され、高速で、機能が豊富なオフラインのアプリケーションも愛用している。コンタクトおよびカレンダアプリケーションであるEvolutionはそのよい例である。Microsoft Outlookのように機能が豊富だが、GNOMEに統合されており、高速だ。これに比べてGmailは遅く、デスクトップには統合されていない。EvolutionがGoogleのPIMアプリと同期すれば完璧である。しかし残念ながら、Evolutionをこれらのアプリと同期させるための容易で包括的な優れた手引書は存在しない。そこで本記事では、その手順を示す。

マウスジェスチャを設定するEasyStrokeとGestikk

 どういうわけかマウスジェスチャーはデスクトップユーザーに今一つ受け入れられていない。マウスの動きでコマンドを開始したりキーの組み合わせをシミュレートしたりするという操作法は、マウスとキーボードの間でしょっちゅう手を動かしたくない人や、身体的な理由でタイピングに不自由を感ずる人に向いている。だがマウスジェスチャーのことを知らないユーザーはいまだ多く、需要はほとんどないように見える。KDE 4のリリースが開始されて9ヶ月経つのに、KDEは初期のバージョンのデスクトップにおいてマウスジェスチャー機能を使えるようにしたところのソフトウェアや設定をまだ何も実装していない。一方、GNOMEはどうかと言えば、Mouse Preferences → Accessibilityタブで限られたジェスチャ機能を利用できるに過ぎず、それ以上のものはまだ何も用意されていない。こうした事情から、最近リリースされた EasystrokeGestikk はデスクトップの付加機能として大いに期待が持てる。操作と作りはどちらも似ており、マウスジェスチャーをセットアップして管理するツールとして、そこそこ使える水準に達している。

Foresight Linux、3分の2なら悪くない

 Foresight Linuxは、従来3枚の看板を掲げてきた。すなわち、使い勝手、Conaryパッケージ管理システム、最新版GNOMEの3つだ。最新版の2.0.4で見ると、実際には、GNOMEベースのほかのディストリビューションと比べて使い勝手がいいというほどではなく、敢えて言えば、ソフトウェアの選択とパッケージ管理に難がある分だけ劣るだろう。しかし、ほかの2枚の看板は、現代のディストリビューションの中でもForesightをして特徴的ならしめるに十分だ。

知名度の低いGNOMEのパネルアプレット群でデスクトップ環境を改善する

 GNOMEデスクトップ環境には、デフォルトで一連のパネルアプレットが付属している。使っているディストリビューションのリポジトリやインターネットで少し検索すれば、正式にはGNOMEに採用されていない追加のアプレットがいくつか見つかるはずだ。もしかすると正式なものに劣らず便利なものがあるかもしれない。ここではそうしたアプレットのいくつかを簡単に紹介する。