オープンソースのビデオ会議ソフトウェア「Apache Openmeetings」の開発チームは4月4日、Apache Software Foundationのトップレベルプロジェクトとなってから初のリリースとなる「Apache Openmeetings 2.1.0」を公開した。
複数人数でのビデオ会議機能が加わった「Jitsi 2.0」が登場
オープンソースの音声/ビデオチャット/インスタントメッセージング(IM)アプリケーション「Jitsi」開発チームは3月7日、最新版「Jitsi 2.0」をリリースした。WindowsやMac OS X、Linuxなどで動作し、JabberやICQ、Google Talk、Windows Liveメッセンジャー、Yahoo! MessengerなどのIMプロトコルをサポートする。
フリーのオーディオフォーマット「Opus」がIETF標準に、初の正式版実装もリリースされる
VoIPや電話会議、ライブストリーミングなどの用途に向けたフリーのオーディオフォーマット「Opus」開発チームは9月11日、初の正式版となる「Opus 1.0.0」と「Opus 1.0.1」をリリースした。同時に、標準化策定組織Internet Engineering Task Force(IETF)で「RFC 6716」として進められてきた標準化についても、作業が完了し仕様を公開したことを報告した。
米Digium、オープンソースPBXの「Asterisk 10」を公開
米Digiumは10月27日(米国時間)、オープンソースのIP電話構内交換機(IP-PBX)システム「Asterisk 10(1.10)」を公開した。広帯域向けのメディアエンジンが刷新され、「スタジオ品質」という高音質な音声サポートを提供、さらに多数のコーデックをサポートするという。Skypeのコーデックにも対応する。
FSFのSkype対抗プロジェクトの土台となる「GNU SIP Witch」、バージョン1.0を公開
5月14日(米国時間)、SIPベースの通信サーバー「GNU SIP Witch 1.0」がリリースされた。また、同技術を利用したWebサイトを2011年の秋までに立ち上げ、無料の通話サービスを開始する計画も明らかにされた。
Skype、Linux版クライアント「Skype for Linux」のUIをオープンソースに
Skype(米eBay傘下)は11月2日、Linuxディストリビューション向けの無料のVoIPクライアント「Skype for Linux」のユーザーインターフェイスのオープンソース版を開発中であると発表した。マルチ文化のLinuxディストリビューションでの受け入れを促進する狙い、と説明している。
米Sun、通信業界向けアプリサーバー「GlassFish Communications Server 2.0」GA版
米Sun Microsystemsは10月12日(米国時間)、通信業界向けのオープンソースのアプリケーションサーバー「Sun GlassFish Communications Server 2.0」の一般向け正式版(GA)を発表した。VoIP、IPTVなどのIPサービスを展開する土台として利用できるという。
スクリプト言語で音声アプリが作成できるTropo.com
ユニファイドコミュニケーション技術ベンダー、米Voxeoはオープンソースのクラウドベースのテレフォニーサービス「Tropo.com」を発表した。開発者はGroovy、JavaScriptなどの言語でテレフォニーアプリケーションを作成できるという。
リピート顧客による本格導入が始まったオープンソースPBX
テレコム関連調査会社の米Eastern Management Groupは7月15日(米国時間)、オープンソースPBX市場に関する動向を発表した。オープンソースPBXは昨年、PBX市場の18%を占めており、現在リピート顧客が市場を牽引しているという。
IntelとNokia、Linux向けのモバイルテレフォニーアプリケーション開発プロジェクト「ofono.org」を立ち上げ
米IntelとフィンランドNokiaは5月11日、オープンソースのテレフォニープロジェクト「ofono.org」を立ち上げた。Linuxをベースに、モバイルテレフォニースタックの開発を目指す。ofono.orgのWebサイトで、ソースコードと詳細なアーキテクチャ情報を公開している。
VoIP通話録音システム「Oreka TR」、Avaya開発者プログラム認定を取得
オープンソースベースのVoIP通話録音システム「Oreka TR」を開発する米OrecXは、企業向けコミュニケーションシステムの米Avayaの開発者プログラム「Avaya DeveloperConnection」のゴールドメンバー認定を取得した。OrecXと国内独占ディストリビューター契約を結ぶオプトエスピー(本社:東京都新宿区)が2009年3月10日発表した。
アビームと日本オラクル、OSS IP-PBXを活用したSaaS型コンタクトセンターソリューションで協業
アビーム コンサルティング(本社:東京都千代田区)と日本オラクルは2008年12月18日、SaaS型コンタクトセンターソリューションで協業を開始した。アビームの「SaaS型バーチャルコンタクトセンター構築支援サービス」に、オラクルのCRMアプリケーション「Oracle CRM On Demand」を組み合わせる。
CBA、「Aipo4」とIP-PBXを連携させたSaaS型コミュニケーション環境を開発
システム開発・運用のコミュニケーションビジネスアヴェニュー(CBA、本社:横須賀市)は2008年10月21日、国産OSSグループウェア「Aipo4」(アイポ4)と、AsteriskベースのOSS IP-PBX「trixbox Pro」(トリックスボックスプロ)を連携させたSaaS型次世代コミュニケーション環境を開発すると発表した。中小企業向けで、2009年初めに提供開始する予定。
オープンソースPBX「Asterisk」でSkypeが統合可能に
オープンソースのPBXソフトウェア「Asterisk」を開発・提供する米DigiumとルクセンブルクSkype Technologies(米eBay傘下)は9月25日(米国時間)、AsteriskにVoIPアプリケーション「Skype」の機能を統合するアドオン「Skype For Asterisk」(ベータ版)を発表した。
オプト・エス・ピー、オープンソースベースのVoIPキャプチャシステム「Oreka」を国内展開
オプト・エス・ピー(本社:東京都新宿区)は2008年9月18日、米OrecXが開発するオープンソースベースのVoIPキャプチャシステム「Oreka」について、日本国内独占ディストリビューター契約を結んだと発表した。日本語化や機能追加を進めて11月から国内商用サービスを展開する。同時に、オープンソースコミュニティの立ち上げ、支援も行う。