コミュニケーションビジネスアヴェニュー、Asteriskベースの「ハイブリッドホスト型」IP-PBX

 コミュニケーションビジネスアヴェニュー(本社:横須賀市)は2008年2月6日、オープンソースのIP-PBXソフト「Asterisk」をベースとしたIP-PBX「trixbox Pro」を発売した。国内のほかアジア圏にも同時に販売する。従来型の構内電話交換機(PBX)の信頼性とIP-PBXの柔軟性を併せ持つ「ハイブリッドホスト型」が特徴。

 Asteriskをベースに米Fonalityが開発したIP-PBXソリューションで、Asteriskに40万行以上のソースコードを追加して、商用に堪える信頼性と安定性、コールセンターで利用可能な各種機能を実装した。北米を中心に、世界97カ国で6000超の企業・6万人以上が利用する基幹システムに採用された実績があるという。

 「ハイブリッドホスト」アーキテクチャで、従来型PBXと同様に顧客企業の構内に設置すると同時に、FonalityのマスターサーバとVPN接続して24時間365日集中管理。重大なエラーが発生すると自動的にサービスの復旧を試みながら、サポートセンターに処理を依頼し、ユーザーが意識せずとも障害復旧やソフト更新ができる。

 また、すべての操作をパソコンのデスクトップ上から直感的にできるオールインワンの受発信管理ツール「HUD(Head Up Display)」 を標準で搭載する。

 価格(内線数10までの場合)は、「trixbox Pro EE」(エンタープライズ版、10~500人規模向け)が1内線あたり月払い1290円、買い取り3万2500円から。「trixbox Pro CCE」(コールセンター版、2~200席のコールセンター向け)が月払い2600円、買い取り6万5000円から。また、アクティベートするサーバーごとに初期費用1万2870円が必要。10人以下の企業向けの「trixbox Pro SE」(スタンダード版)は無償提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

コミュニケーションビジネスアヴェニュー
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