オープンソースPBX「Asterisk」でSkypeが統合可能に

 オープンソースのPBXソフトウェア「Asterisk」を開発・提供する米DigiumとルクセンブルクSkype Technologies(米eBay傘下)は9月25日(米国時間)、AsteriskにVoIPアプリケーション「Skype」の機能を統合するアドオン「Skype For Asterisk」(ベータ版)を発表した。

 Asteriskは、オープンソースのIP-PBXソフトウェア。DigiumはAsteriskをベースとしたテレフォニーシステムを提供している。

 Skype For Asteriskは、AsteriskにSkypeの機能を統合するアドオンのチャネルドライバモジュール。これを利用して、既存ハードウェアの変更なしにAsteriskの電話でSkype電話の発信/受信/転送が可能となる。

 Skypeの安価な課金レート、SkypeメンバーからのPSTN経由の通話の受信、Webサイト経由でのクリックツーコールソリューションなどにより、Asteriskユーザーはコストを削減できるという。コールルーティング、会議、電話メニュー、ボイスメールなど、Asteriskのアプリケーションを使ってのSkype通話管理も可能だ。

 Skype For Asteriskは限定ベータ版として提供する。希望者は、Asteriskサイトで募集中のベータプログラムに参加する必要がある。

米Digium
http://www.digium.com

ルクセンブルグSkype Technologies(米eBay傘下)
http://www.skype.com