Skype、Linux版クライアント「Skype for Linux」のUIをオープンソースに

 Skype(米eBay傘下)は11月2日、Linuxディストリビューション向けの無料のVoIPクライアント「Skype for Linux」のユーザーインターフェイスのオープンソース版を開発中であると発表した。マルチ文化のLinuxディストリビューションでの受け入れを促進する狙い、と説明している。

 これは、フランス人ブロガーOlivier Faurax氏がLinuxディストリビューション「Mandriva」でのサポートについてSkypeに問い合わせたところ、Linux向けSkypeクライアントを「オープンソースにする予定」という返事をもらったことを自身のブログで報告、これがSlashdotで話題となったことを受け、Skypeが公式にコメントしたもの。

 Skypeは公式ブログのLinuxチャンネルにて、「Linuxクライアントのオープンソース版を開発中だ」、「オープンソースのUIにより、『マルチ文化』のLinuxディストリビューションでSkypeの採用を加速できるとともに、将来の開発も加速できるだろう」としている。

 Skypeによると、オープンソースUIは「広範なサービスの一部となるが、この詳細についてはまだ公開できない」という。

 Skype for Linuxは現在、バージョン2.1のベータ版が8月にリリースされており、UbuntuやDebian GNU/Linux、Fedora、openSUSEなどに対応している。

Skype(米eBay傘下)
http://www.skype.com