米Sun、通信業界向けアプリサーバー「GlassFish Communications Server 2.0」GA版
米Sun Microsystemsは10月12日(米国時間)、通信業界向けのオープンソースのアプリケーションサーバー「Sun GlassFish Communications Server 2.0」の一般向け正式版(GA)を発表した。VoIP、IPTVなどのIPサービスを展開する土台として利用できるという。
GlassFish Communications Serverはオープンソースプロジェクト「Project SailFin」の一部として開発されたもので、SunのJavaアプリケーションサーバー「Sun GlassFish Enterprise Server 2.1.1」をベースとし、Java EEとSIP(Session Initiation Protocol)の融合プラットフォームを実現する。ISPやネットワークオペレータは、IMS(IP multimedia subsystem)アーキテクチャを実装し、VoIPやIPTV、FMC(固定とモバイルの融合)などのサービスを展開する土台として利用できるとしている。
最新版は、SIPセッションレプリケーション、Diameterのサポートなどが新機能となる。対応プラットフォームとして、Solaris、Linux(SUSE、RHEL)、Windows(開発者のみ)、Mac(開発者のみ)に加え、AIX 6.1(IBM JDK 6)が加わった。「NetBeans」「Eclipse」などのIDEも提供する。
Sunによると、GlassFish Communications Serverは過去1年間で5万回以上のダウンロードがあったという。Sunでは、Webアプリケーションプラットフォームのバンドル「GlassFish Portfolio」を発表しており、GlassFish Communications Serverはこの一部となる。
米Sun Microsystems
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